基本情報

和名
クロヒラタアブ
分類
節足動物門 昆虫綱 ハエ目 ハナアブ科 クロヒラタアブ属 (Betasyrphus)
英名
White-banded Slender Hoverfly
学名
Betasyrphus serarius
状況

写真とメモ

最新の写真

小合溜,2022年12月4日午前,晴れ

クロヒラタアブのメス.体がかなり黒く感じました.腹部の3本の帯の色が違うように見えるのは安定した性質のようで,1本目が青灰色(銀色)の暗い帯,2本目が黄色(金色)の明るい帯,3本目がその中間の色というのは,撮るたびに共通です.



小合溜沿いの草地,2022年11月3日午前,晴れ

草地のコセンダングサ(黄色い部分の周囲に小さな白い花びらが見えるので,アイノコセンダングサだと思います)に来ていた何種類かのハナアブのうちの1種.体が黒っぽい種類クロヒラタアブです.左右の眼がくっついているのでオス.午前の光の強いときでしたが,体中の毛が金色に光っているのと,体表のツヤが強くて金属的ですね.胸部の銅色の光沢も強いですが,腹部の横紋が銀色と金色のリングがはまっているように見えるのが印象的.



カワセミの里,2021年11月28日午前,晴れ

遊歩道沿いの日向のシロダモの木で日向ぼっこ中のハナアブ.体は細くてホソヒラタアブに近い感じですが,全体の黒みが強い種類でした.胸部はブラック・ゴールド,腹部の縞模様はシルバー・ブラックとでも呼びたくなる色合い.クロヒラタアブという種類が該当するようです.目が離れているのでメスのようです.

クロヒラタアブは,参考1によると日本以外では朝鮮からオーストラリア,マダガスカルあたりまで分布する種類(参考1).英語名はオーストラリアのサイトから.日本には酷似する近縁種でニッポンクロヒラタアブという種類が西日本に分布するとのこと.そちらは関東では記録がないそうですが,メスでは区別が難しく,オスでも交尾器を見ないと区別できない種類とのこと(参考2).



参考

  1. Betasyrphus serarius (Wiedemann, 1830) in GBIF Secretariat (2021). GBIF Backbone Taxonomy. Checklist dataset https://doi.org/10.15468/39omei accessed via https://www.gbif.org/ja/species/1537146 on 2022-03-12.
  2. クロヒラタアブでしょうか?. “一寸のハエにも五分の大和魂・改”. (参照 2022-03-12) http://diptera.jp/usr/local/bin/perl/dipbbs/joyful.cgi?list=pickup&num=4193.
  3. クロヒラタアブ. “虫navi”. (参照 2022-03-12) https://mushinavi.com/navi-insect/data-abu_hirata_kuro.htm.
  4. ハナアブ科~クロヒラタアブとオオヒメヒラタアブ. “奥行き1mの果樹園 ”. (参照 2022-03-12) https://gardening.biotope.work/hirataabunonakama.
  5. . “”. (参照 ) .