基本情報

和名
ボラ
分類
条鰭綱 ボラ目 ボラ科 ボラ属
英名
Flathead Mullet, Grey Mullet
学名
Mugil cephalus
状況
IUCN レッドリスト 2019-2[LC] Least Concern ver 3.1(絶滅のおそれなし), Pop. trend stable (個体数動向 安定) (参考1)

写真とメモ

最新の写真

小合溜、2019年9月15日午前、くもり

久しぶりの公園で釣り。中層でばらける練り餌でなんか(ハクレンとか?)釣れないかなと長い鯉竿で遠くを狙っていたら、岸近くでジャンプを繰り返している、10cm台から20cm台ぐらいの大きさの魚が多数。水面近くを泳ぐ魚のようで、波紋もたくさんできています。ジャンプしたところを見ると、小合溜では見慣れないスマートな体型で、体色は明るい銀色なので、ボラワタカかといったところ。目的の魚は釣れませんでしたが、エサ切り(カラ合わせ)のときにスレで引っかかってきた魚は写真のボラでした。全長20cm足らず。Wikipedia によると出世魚のボラの名前で「イナ」と呼ばれる段階の大きさのようです。全身銀色ですが青みがかった体色、大きな目、背ビレの位置が後ろの方です。

ボラは、成魚は海や汽水域の魚、海で産卵して、幼魚が川をさかのぼるので、普段は小合溜にはボラは生息していないと思いますが、今年も中土手が崩壊して小合溜の隣を流れる大場川とつながった時があったようで、それで川の魚が小合溜にたくさん入って来たのではないでしょうか。

小合溜、2019年9月15日午前、くもり

拡大すると、目の上と胸ビレの付け根が紺色で、アイシャドウのようです。とがった胸ビレ。

小合溜、2019年9月15日午前、くもり

横幅の広い頭部が特徴的。



江戸川、2012年9月22日午後、くもり

水面に、まだ10cm以下ぐらいのボラの幼魚が群れをつくって泳いでいました。水面で口をパクパクしているボラの頭部が見えました。おそらく「オボコ」と呼ばれるぐらいのサイズだと思います。出世魚なのでサイズに応じた呼び名があります(参考2)。

江戸川、2012年9月22日午後、くもり

水が濁っているのでわかりにくいですが、この写真には20匹ぐらいの魚が写っています(写真をクリックして拡大してみてください)。群れは水面に泡のようなごみのようなものが溜まったところに集まって、盛んに口を水面にぱくぱくしていました。餌を採っているのではないかと思います。もしかしたら、酸素不足で水面付近で呼吸していたのかも。この日はもっとずっと大きな、数十cmのボラも空中にジャンプしていました。



参考

  1. Camara, K.D., Carpenter, K.E., Djiman, R., Nunoo, F., Sagna, A., Sidibé, A, Sylla, M., de Morais, L., Jelks, H., Tolan, J., Vega-Cendejas, M., Espinosa-Perez, H., Chao, L., Moretzsohn, F. & Sparks, J.S. 2019. Mugil cephalus. The IUCN Red List of Threatened Species 2019: e.T135567A127923853. http://dx.doi.org/10.2305/IUCN.UK.2019-2.RLTS.T135567A127923853.en. Downloaded on 16 September 2019.
  2. ボラ (2019年7月5日 15:24 UTC) - 『Wikipedia 日本語版』 https://ja.wikipedia.org/wiki/%E3%83%9C%E3%83%A9
  3. - 『』