基本情報

和名
トビ
分類
鳥綱 タカ目 タカ科 トビ属 (Milvus)
英名
Black Kite
学名
Milvus migrans
状況
東京都レッドリスト(本土部)2020年版 東京都区部における区分:[NT] 準絶滅危惧,東京都本土部全体における区分:[NT] 準絶滅危惧 (参考2)
埼玉県レッドデータブック動物編2018(第4版) <繁殖鳥> 加須・中川低地における区分:(未指定),全県における区分:[DD] 情報不足 (参考3)
IUCN レッドリスト 2022-2[LC] Least Concern ver 3.1(絶滅のおそれなし), Pop. trend stable (個体数動向 安定) (参考1)

写真とメモ

最新の写真

江戸川河川敷(葛飾橋),2023年2月5日午後,晴れ

河川敷の道を歩いているとき,ピーヒョロピーヒョロと鳴きながら,カラスと空中で追いかけっこをするトビを発見.低空だったので,もしかしたらうまく写るかもと期待して撮影してみましたが,なんとか眼つきとか風切羽の広がりとかがわかる写真が撮れました.オオタカとカラスの場合だと,オオタカが追いかけられるシーンが多いのですが,トビとカラスでは明らかにトビのほうが優勢で,ずっと追いかけています.最初にちょっかいを掛けて来たのはカラス?

江戸川河川敷(葛飾橋),2023年2月5日午後,晴れ

ちょうどトビが鳴いていた瞬間なのでクチバシを開いています.頭部の色が明るいのはここだけ日が当たっているからです.それにしても,こうして見るとトビはでかいですね.翼を広げた開長ではトビはカラスの1.5倍ほど長く,翼の幅(太さ)というか翼の面積も段違いに広いです.オオタカの開長は明らかにカラスのほうが大きく,ノスリでもカラスと同じぐらいだと思います.トビは色が褐色で地味なのと,カラスと同じく死肉などでも食べるとか,都会にもいるなどで特別感がないのでしょうか.

江戸川河川敷(葛飾橋),2023年2月5日午後,晴れ

カラスと分かれた後のトビ.翼を広げた姿の貫禄はワシのイメージです.尾の形が特徴的で,オオタカなどでは長くて幅の狭い尾で,広げると扇型になりますが,トビの尾は広げると三角形になります.バランスを取るように尾の左右をひょこひょこ上下させます.このあと上昇気流に乗ってどんどん高いところに登っていきました.

トビはユーラシア大陸,アフリカ大陸に広く分布する種類.オスよりもメスが一回り大きいですが,模様などは同じなので区別は難しいとのこと.どこにでもいるイメージですが,東京都ではレッドリストに掲載されています.上空で円を描いて舞っている様子は園内でも見るのですが,これまで自分のカメラでは特徴の分かる写真を撮影できませんでした.河原ならトビの止まっているところもいつか撮れそう.



参考

  1. レッドデータブック. “東京都環境局”. https://www.kankyo.metro.tokyo.lg.jp/nature/animals_plants/red_data_book/.
  2. 希少野生生物(レッドデータブック・・・). “埼玉県”. https://www.pref.saitama.lg.jp/a0508/red/.
  3. BirdLife International. 2021. Milvus migrans. The IUCN Red List of Threatened Species 2021: e.T181568721A206588554. https://dx.doi.org/10.2305/IUCN.UK.2021-3.RLTS.T181568721A206588554.en. Accessed on 03 March 2023.
  4. . “”. , (参照 ).