基本情報

和名
アカハラ
分類
鳥綱 スズメ目 ツグミ科 ツグミ属 (Turdus)
英名
Brown-headed Thrush
学名
Turdus chrysolaus
状況
埼玉県レッドデータブック動物編2018(第4版) <越冬鳥> 加須・中川低地における区分:(未指定),全県における区分:[NT2] 準絶滅危惧 (参考1)
IUCN レッドリスト 2022-2[LC] Least Concern ver 3.1(絶滅のおそれなし), Pop. trend unknown (個体数動向 不明) (参考2)

写真とメモ

最新の写真

小合溜沿いのヨシ原,2023年2月19日午前,くもり

ヨシ原でエサ取りをしていたアカハラ.オスだと思いますが,頭部全体が体の他の部分よりも明らかに黒っぽく見え,眼の周りの黄色いアイリングが目立つのは亜種オオアカハラの可能性?



バードサンクチュアリ,2015年12月31日午後,くもり

南側バードサンクチュアリの観察窓から.明らかにこちらを向いていて,警戒させてしまったところだと思います.どうもすみません,という感じ.クチバシの横に白い顎線が見えているのでメスでしょうか.



小合溜沿いのハンノキ林,2014年4月20日朝,くもり

もう水元公園にキビタキとかコサメビタキとか夏鳥が来ている時期なのですが,こちらはアカハラです.朝の林の樹冠を遠くから拡大して見たら,新芽のふいたハンノキのてっぺんに止まっていました.



小合溜のヨシ原,2013年12月1日朝,晴れ

小合溜沿いのヨシ原周辺に今シーズンはじめてのツグミが数頭いたのですがそちらは写真を撮り損なってしまいました.その近くに1頭アカハラがいました.頭部の色が,去年の公園でみたアカハラよりは黒っぽくないですが,目の周りは黒っぽく見えますし喉や眉の白い線もないので,たぶんオス.



園内の林,2013年2月3日お昼,晴れ

林内に小道にシロハラが来ていたので写真を撮っていたのですが,ちょっと雰囲気の違うのが来たなと思ったら,アカハラでした.写真のは頭部が黒っぽいので,オスだと思います.シロハラは動きが落ち着いた感じでゆっくり,人を見ても逃げないし逆に寄ってくるぐらいで,近くから撮影できていましたが,アカハラは遠くでも動きがキョトキョトして警戒している様子.さっと走って視界から消えてしまいました.

さて,アカハラには,2亜種がいて,より大型で頭部が黒く,クチバシも長いのが亜種オオアカハラだそうです.亜種アカハラは日本で繁殖して越冬は西のほうで行ない,オオアカハラは千島列島などの北方で繁殖して越冬は日本に来ると(参考3).ということはこの個体もオオアカハラなのかもしれませんが,オス・メスで頭部の黒さが違う,というのと,オオアカハラとアカハラでオスの頭部の黒さが違うというのが私には区別ができないので,ここでは単に種のレベルのアカハラとしておきます.

園内の林,2013年2月3日お昼,晴れ

小合溜のヨシ原,2013年2月3日お昼,晴れ

上の写真と同じ日です.その林から少し離れたところにある,広い刈られたヨシ原の中央にツグミっぽい鳥を見つけたので,レンズを通して拡大してみたらアカハラでした.こちらは頭部が体が黒っぽくなく体と同じ色調で,白っぽい眉斑がありますのでメスっぽいです.翼の中ほどに白いラインが見えますが,これは雨覆羽の先端で,ここが白いのは第1回冬羽の可能性があるようで,となると若鳥(オスまたはメス)なのかもしれません.

小合溜のヨシ原,2013年2月3日お昼,晴れ


参考

  1. 希少野生生物(レッドデータブック・・・). “埼玉県”. https://www.pref.saitama.lg.jp/a0508/red/.
  2. BirdLife International. 2016. Turdus chrysolaus. The IUCN Red List of Threatened Species 2016: e.T22708800A94177916. https://dx.doi.org/10.2305/IUCN.UK.2016-3.RLTS.T22708800A94177916.en. Accessed on 04 March 2023.
  3. 関東地方で越冬するのはほとんど亜種オオアカハラである. “YO's Wildlife-note”. https://wumizusume.exblog.jp/13232544, (参照 2023-03-05).
  4. . “”. , (参照 ).