基本情報

和名
オオジュリン
分類
鳥綱 スズメ目 ホオジロ科 ホオジロ属 (Emberiza)
英名
Reed Bunting, Common Reed Bunting
学名
Emberiza schoeniclus
状況
東京都レッドリスト(本土部)2020年版 東京都区部における区分:[NT] 準絶滅危惧,東京都本土部全体における区分:[NT] 準絶滅危惧 (参考1)
千葉県レッドリスト−動物編(2019年改訂版)[D] 一般保護生物 (参考2)
IUCN レッドリスト 2022-2[LC] Least Concern ver 3.1(絶滅のおそれなし), Pop. trend decreasing (個体数減少傾向) (参考3)

写真とメモ

最新の写真

江戸川河川敷(江戸川ライン野球場),2023年2月11日午後,晴れ

河川敷のヨシ原で群れになって一番目立つ鳥はスズメですが,それに次いで存在感があるのが派手に移動しているホオジロカワラヒワシジュウカラでした.それに対して,なかなかヨシの上には出てこないでいつも隠れているのがオオジュリンとアオジですね.でもアオジはジュッ ジュッ という強い鳴き声がわかりやすいのでいるのはわかります.一番存在感のないのがオオジュリンかなと思います.鳴き声は小さいし,ヨシの内部に潜り込んでなかなか姿が見えません.止まっている姿を見ると,ホオジロのメスのような色合いですが,こちらのほうがスマートでちょっと小さめでしょうか.胸腹の地色が白いのと,喉から胸の上部にかけて黒っぽい模様が見えるのがわかりやすかったです.ホオジロの胸腹は地色が褐色系で喉に黒い斑はありません.

江戸川河川敷(江戸川ライン野球場,2023年2月11日午後,晴れ



小合溜のヨシ原、2013年12月29日朝、晴れ

はじめは、写真を拡大してみるまでは同じくヨシ原にいるアオジとの区別が難しかったです。見ているうちにだんだんと区別できるようになってきました。アオジは地面に近い下の方にいて、ジッ、ジッと鳴き続けていて、一方、オオジュリンは日の当たる上の方にいて、ヨシの茎に止まっていることが多く、鳴き声をあまり出していないように感じます。そして、シジュウカラとオオジュリンは、ヨシをパキッ、パキッとかなり大きな音をさせるようです。顔の横の白い部分(頬線)がはっきり目立ちます。オオジュリンが見られる場所であってもいつもいるわけでもないようです。群れで移動しているのでしょうか。

小合溜のヨシ原、2013年12月29日朝、晴れ

小合溜のヨシ原、2013年12月29日朝、晴れ

なぜか、オオジュリンは逆光に近い条件で撮影することになってしまいます。逆光だとオオジュリンを発見しやすいからなのではないかと、自分は感じています。逆光ではない時にオオジュリンを探しても見つけられたことがありません。

小合溜のヨシ原、2013年12月31日午後、晴れ



参考

  1. レッドデータブック. “東京都環境局”. https://www.kankyo.metro.tokyo.lg.jp/nature/animals_plants/red_data_book/.
  2. 絶滅危惧種の保護に向けて. “千葉県 環境生活部 自然保護課 生物多様性センター” http://www.bdcchiba.jp/endangered/endang_index.html.
  3. BirdLife International. 2019. Emberiza schoeniclus (amended version of 2018 assessment). The IUCN Red List of Threatened Species 2019: e.T22721012A155430396. https://dx.doi.org/10.2305/IUCN.UK.2018-2.RLTS.T22721012A155430396.en. Accessed on 03 March 2023.
  4. . “”. , (参照 ).