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水辺の野草園,2025年11月8日午前,くもり

イチョウの葉は少し黄色くなり始め,いよいよ黄葉はこれからという時期にイチョウの実がいいオレンジ色になっていました.臭いも結構出てきています.

水辺の野草園,2025年11月8日午前,くもり

木全体でたわわになっています.

水辺の野草園,2025年11月8日午前,くもり

地面にはあまり落ちていませんでした.この場所の実はしっかり収穫されている模様.



基本情報

和名
イチョウ
分類
裸子植物類 イチョウ綱 イチョウ目 イチョウ科 イチョウ属 (Ginkgo)
英名
Maidenhair Tree, Common Ginkgo
学名
Ginkgo biloba L.
状況
IUCN レッドリスト 2025-2[EN] Endangered (危機) B1+2c ver2.3, Pop. trend unspecified (個体数動向 非特定)(参考1)(ただし,中国・浙江省の原産地にて)
時期
123456789101112
11
黄葉2

写真とメモ

圃場,2022年11月11日午前,晴れ

圃場のイチョウの黄葉に日があたって見事でした.

圃場,2022年11月11日午前,晴れ

葉の黄色が濃くなっているのでもう散ってしまう時期が近そうです.



圃場,2020年11月15日午前,晴れ

圃場の一画に,イチョウの若い林があります.ギンナンの時期には実を拾う人をたくさん見かける林ですが,もうそのシーズンは終わって,いまは黄葉の季節です.

圃場,2020年11月15日午前,晴れ

ほとんどすべての葉が色づいていてます.葉の付け根の部分だけが多少緑色っぽいでしょうか.



水べの野草園,2017年9月24日朝,くもり

水べの野草園に生えているイチョウの木に,イチョウの実がたくさん実っていました.葉はまだ青々としてますが,実はもういい色になってます.イチョウは雄株と雌株が分かれていて,実がなっているということはこれは雌株.花の時期は4~5月頃だそうです.実が熟すのはもっと遅く11月とのことで,まだ臭いは全然ありません.

イチョウは街中によく植えられているし,ギンナンも食用で馴染みが深いですがが,IUCNのレッドリストで Endangered (危機)に登録されていました.ただこれは日本に植えられているものについては当てはまらず,原産地である中国の浙江省,天目山という場所での指定です.指定の理由(B1+2c)は,イチョウの分布域の合計面積が10平方km未満で,分布が1箇所のみまたは極度に分断された分布を示し,分布域の面積が減少または状況が悪化しつつあるためとなっていました(参考1).イチョウ類は中生代(恐竜のころ)に世界中で繁栄したグループですが,現在のイチョウ1種を除いてすべて絶滅し化石でしか見られませんので,いわゆる「生きた化石」に相当する種類です.葉は幅広いですが,針葉樹に含まれるという説明がありました(参考2).

水べの野草園,2017年9月24日朝,くもり

葉も葉柄も緑色ですが,実の付いている茎も実と同じく黄色になっています.

水べの野草園,2017年9月24日朝,くもり



参考

  1. Sun, W. 1998. Ginkgo biloba. The IUCN Red List of Threatened Species 1998: e.T32353A9700472. https://dx.doi.org/10.2305/IUCN.UK.1998.RLTS.T32353A9700472.en. Accessed on 13 December 2025.
  2. “イチョウ”. ウィキペディア日本語版. 2020-12-30. https://ja.wikipedia.org/wiki/%E3%82%A4%E3%83%81%E3%83%A7%E3%82%A6, (参照 2021-01-18).
  3. . “”. , (参照 ).