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小合溜沿いの草地,2026年5月5日朝,晴れ

草地で見つけた毛虫ですが,黒い体に部分的に淡色の帯,黄色い房状の毛があります.秋にこの草地でよく見えるナシケンモンの幼虫でしょうか.ナシケンモンの幼虫は色彩変異が大きく,参考3によると黒色型と褐色型があるそうです.黒色型の房状の毛はふつうは白ですが,上の写真とよく似た黄色い毛の個体の写真も掲載されていました.



基本情報

和名
ナシケンモン
分類
節足動物門 昆虫綱 チョウ目 (ガ類) ヤガ上科 ヤガ科 ケンモンヤガ亜科 Acronicta 属
英名
Knot Grass
学名
Acronicta (Viminia) rumicis Linnaeus, 1758
syn. Viminia rumicis (Linnaeus, 1758)
状況
—
時期
月123456789101112
成虫1
幼虫13

写真とメモ

成虫

水生植物園,2025年8月17日午後,晴れ

夏の午後,エノキの大木の幹に止まっていた目立たないヤガ.コントラストの低い地味な斑紋ですが,白い環状紋と外横線の位置にある白い波状紋が目立ちます.全体は緑がかっているでしょうか.参考2の写真を見ると翅の色調には個体差があるようです.


幼虫

小合溜沿いの草地,2025年11月24日朝,晴れ

草地のギシギシの葉を食べていると思われる毛虫.おそらくナシケンモンのようです.



小合溜沿いの草地,2025年11月8日午前,くもり

クズの葉の食べ跡のところにいた毛虫.食べている瞬間ではありませんが,おそらくクズを食べているものと思います.色調が薄いですが,毛と体色の配置から広食性のナシケンモンの幼虫と判定.



小合溜沿いの草地,2023年11月19日朝,くもり

草地のカナムグラにたくさん見られたドクガっぽい幼虫は,ケンモンヤガ類のナシケンモンの幼虫でした.ナシケンモンはナシをはじめとするバラ科以外にもいろいろな植物を食べる広食性の種類で,ここで何を食べているのか不明です.分布は日本を含む東アジアからヨーロッパまでのユーラシア大陸の温帯域.

黒と黄色,オレンジ色を配した派手な色合いですが,体の側面と背面に明色の縦帯が2対走り,側面の帯が,体節ごとに黄色とオレンジ色を繰り返すのが特徴的です.背面の帯は白色,背面正中には白点列.

小合溜沿いの草地,2023年11月19日朝,くもり

長い毛の生えた毛虫で,特に前部に黒くて長い毛が密生し,束状になった白い毛が混じります.毛に触ると痛みを感じ,軽く腫れるとのことなので(参考2),ごく弱い毒を持っているようです.


参考

  1. Acronicta rumicis Linnaeus, 1758 in GBIF Secretariat (2023). GBIF Backbone Taxonomy. Checklist dataset https://doi.org/10.15468/39omei accessed via https://www.gbif.org/species/1782672 on 2023-11-25.
  2. ナシケンモン. “みんなでつくる日本産蛾類図鑑”. http://www.jpmoth.org/Noctuidae/Acronictinae/Viminia_rumicis.html, (参照 2023-11-25).
  3. ナシケンモン. “暁の蛾類図鑑”. http://kanon1001.web.fc2.com/data_musi/ga/ya_ga/AK_kenmon_yaga/nasi_kenmon/nasi_kenmon.html, (参照 2023-11-25).
  4. . “”. , (参照 ).