最新の写真

水産試験場跡地,2024年4月14日朝,晴れ

オオジシバリは春の花です.花の中央には,黄色っぽくて長い雌しべと,その周囲を囲んでいる短くて黒い雄しべがあります.雌しべの先端は2つに分かれて丸まっています.上の写真では雌しべが黄色く,先端があまり丸まっていませんが,下の写真では雌しべ全体の色が黒っぽく,先端がよりたくさん丸まっています.開花のときは丸まっていない雌しべが,時間がたつに従って丸まるとのこと(参考3).

水産試験場跡地,2024年4月14日朝,晴れ

水産試験場跡地,2024年4月14日朝,晴れ

春の田んぼのオオジシバリの群落.

水産試験場跡地,2024年4月14日朝,晴れ

花を横から見たところ.

水産試験場跡地,2024年4月14日朝,晴れ

葉は細長く,基部に切れ込みあり.

水産試験場跡地,2024年4月14日朝,晴れ



基本情報

和名
オオジシバリ,ツルニガナ
分類
被子植物類 真正双子葉類 キク類 キク目 キク科 タカサゴソウ属 (Ixeris)
英名
Weak Ixeris
学名
Ixeris japonica (Burm. fil.) Nakai
状況

写真とメモ

水産試験場跡地,2019年5月5日午前,くもり

タンポポよりも一回り小さく可憐な感じのキク科の花.この仲間は,花弁の先端がギザギザに断ち切られているのがタンポポよりも目立つので,花の輪郭が丸くそろった形に見えます.中心部では,長い雌しべの先端がカールしているのが見えます.そのすき間に黒っぽくて短い雄しべがあります.参考3によると,他の花から受粉できないと,雌しべの先端が丸くカールして,同花受粉するとのこと.

花が終わると,花びらがオレンジ色になるのですね.

水産試験場跡地,2019年5月5日午前,くもり

日陰のオオジシバリの群落.

水産試験場跡地,2019年5月5日午前,くもり

葉の形が細長いのでオオジシバリ.丸いとジシバリ=イワニガナ.



中央広場,2013年5月3日午前,晴れ

遠目にはタンポポのように見えますが,近くで見るとタンポポの花よりもちょっと小ぶりで,花の集まり方が少なく,花びらも1枚が大きく数は少ないので華奢な感じがする花です.

オオジシバリの属する Ixeris 属は,ニガナ属と呼ばれていましたが,ニガナ類が新しい Ixeridium 属として分離されたので,ニガナの属するIxeridium 属を新たにニガナ属と呼び,従来の Ixeris 属は代わりにタカサゴソウ属と呼ぶことになったそうです(参考1).複雑ですがしょうがないです.原因は,属名を日本語で呼ぶときには,その属のタイプ種(Type species)の名前で呼ぶのではなく,日本に分布する種の名前で呼ぶからですね.

中央広場,2013年5月3日午前,晴れ

園内にも現在はあちこちに群落をつくって繁茂している様子と,昔はこんなに咲いてなかったのでは…? という曖昧な記憶から,外来種なのかなと想像していましたが,学名が 日本にちなんでjaponica というからには在来種ですよね.濡れ衣でした.

水産試験場跡地,2013年4月28日夕方,晴れ

オオジシバリと,近縁のイワニガナ(ジシバリ)とは,花はよく似ていますが,葉の形が違うそうです.葉が丸いのがジシバリで,葉が長くて茎に近い側がギザギザ気味になっているのがオオジシバリ(参考2).

水産試験場跡地,2013年4月28日夕方,晴れ



参考

  1. オオジシバリ Ixeris japonica キク科 Compositae タカサゴソウ属. “三河の植物観察”. https://mikawanoyasou.org/data/oojisibari.htm, (参照 2024-04-28).
  2. ジシバリとオオジシバリ. “野の花散歩”. http://www.ne.jp/asahi/nonohana/sanpo/sub31.htm, (参照 2024-04-28).
  3. オオジシバリ. “松江の花図鑑”. https://matsue-hana.com/hana/oojisibari.html, (参照 2024-04-28).
  4. . “”. , (参照 ).