最新の写真

小合溜沿いの疎林,2024年5月3日朝,晴れ

疎林の草地でネズミムギの花が開花中.今回のも小穂に芒があるのでネズミムギです.芒がないのがホソムギ.前回花を見つけたのは4月上旬で,今回は5月.参照する資料によって,書かれている花の時期が異なりますが,春から夏まで咲く可能性があるようです.

小合溜沿いの疎林,2024年5月3日朝,晴れ



基本情報

和名
ネズミムギ
分類
被子植物類 単子葉類 ツユクサ類 イネ目 イネ科 ドクムギ属 (Sorghum)
英名
Annual Ryegrass
学名
Lolium multiflorum
状況

写真とメモ

水産試験場跡地,2023年4月9日午前,晴れ

園内ではあまり見ないイネ科の花.互い違いに小穂が並んでいて,特徴的な長い花序です.ネズミムギという種類でした.小穂に白く光っているのはおしべやめしべがはみ出しているところ.

ネズミムギは世界中の温帯域に分布している種類.参考1によると,ヨーロッパや東アジアは原産地のようですが,日本は外来種でした(参考2).

水産試験場跡地,2023年4月9日午前,晴れ

花の拡大.やや黄色っぽい棒状のがおしべ,真っ白いブラシ状のがめしべですね.小穂には,ススキの花にあるような芒(ぼう)が生えているのがわかります.近縁種でホソムギという種類もあって,ネズミムギは芒があり,ホソムギは芒がないとのこと.

水産試験場跡地,2023年4月9日午前,晴れ

葉は地面から生えている短いものだけで,花穂だけが高さ50cm以上もあります.花は咲き始めたばかりのようです.



参考

  1. Lolium multiflorum Lam. in GBIF Secretariat (2022). GBIF Backbone Taxonomy. Checklist dataset https://doi.org/10.15468/39omei accessed via https://www.gbif.org/species/4129708 on 2023-04-26.
  2. ネズミムギ. “三河の植物観察”. https://mikawanoyasou.org/data/nezumimugi.htm, (参照 2023-04-26).
  3. ネズミムギ. “国立環境研究所 侵入生物データベース”. https://www.nies.go.jp/biodiversity/invasive/DB/detail/80990.html, (参照 2023-04-26).
  4. . “”. , (参照 ).