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マユミの花が咲いていました．地味ですが小さなきれいな花は，4枚の花びらが薄い緑色，中央に少し濃い緑の雌しべ，それを囲むように4本の雄しべ，黒っぽい点は雄しべの葯ですね．

花はたくさんついていて，まさに赤い実のでき方に対応するような花の付き方です．

基本情報

和名

マユミ

分類

被子植物類 真正双子葉類 バラ類 ニシキギ目 ニシキギ科 ニシキギ属 (Euonymus)

英名

Hamilton's Spindletree, Himalayan Spindle

学名

Euonymus hamiltonianus Wall.

状況

IUCN レッドリスト 2023-1：[LC] Least Concern （絶滅のおそれなし） ver 3.1, Pop. trend stable（個体数動向 安定） （参考1）

写真とメモ

マユミの木に鮮やかな緑色の若葉が出ていました．小さなつぼみも見えます．マユミの花の時期は5，6月とのこと．

木全体がきれいな新緑一色です．

つぼみの花柄は，広がった葉の葉柄と同じかもっと短い長さです．

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1ヶ月前にたくさん実のなっていたマユミの木の葉がすっかり落ちていました．薄ピンク色の実がさらに大きく割れてきて，赤い種がたくさん露出しています．この実には，秋にキバラヘリカメムシの幼虫が集まっていましたが，探すとまだいました（下の写真）．

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記念広場の中央の植え込みに赤い実がびっしりついていました．赤い実？と思ったのですが，たくさんぶら下がった実は薄ピンク色で，実がぱかっと割れて，中にある赤い種が４つ見えている状態です．真っ赤なのは種の表面を覆う仮果皮と呼ぶとのこと．このように乾燥して実が割れて種が露出する実を蒴果（さくか）というそうです．

マユミは秋に紅葉する木ですが，ここの葉はまだ緑色でした．葉が乾燥しているのか丸まっていて，このまま枯れて落葉してしまうのでしょうか．

マユミの木の全景．高さ２mほどの幼木．近づいて見ていたら，キバラヘリカメムシの幼虫がたくさんついていました．夏に見た別の場所にマユミにもついていましたので，水元公園のマユミのキバラヘリカメムシ率はかなり高そうです．

マユミの幹．縦に浅い裂け目が入ります．

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オニバスの花を見に行ったら、オニバスの花は今年は咲いておらず、周囲の木に派手なカメムシの幼虫を発見、その木には、緑色の若い実がたくさんついたマユミの木でした。

秋にこのさやが割れて中の身が出てきて、さやも実もきれいな赤色になりますので、秋のマユミを見に来たいのですが、この場所は夏季しか開放されていませんので、別の場所でマユミの木を探してみましょう。

参考

1. Lin, Q., Botanic Gardens Conservation International (BGCI) & IUCN SSC Global Tree Specialist Group. 2019. Euonymus hamiltonianus. The IUCN Red List of Threatened Species 2019: e.T147654187A147654189. https://dx.doi.org/10.2305/IUCN.UK.2019-2.RLTS.T147654187A147654189.en. Accessed on 23 March 2024.
2. マユミ． “三河の植物観察”． (参照 2022-01-19) https://mikawanoyasou.org/data/mayumi.htm, (参照 2024-05-15).
3. マユミ． “松江の花図鑑”． https://matsue-hana.com/hana/mayumi.html, (参照 2024-05-15).
4. 樹木（マユミ）． “木のぬくもり・森のぬくもり（樹げむ樹げむのTree World）”． http://www.jugemusha.com/jumoku-zz-mayumi.htm, (参照 2024-05-15).
5. マユミの若い実が、蕾のようにも見えます。 “KITAHO のデジカメ散歩。 http://kitaho321.blog25.fc2.com/blog-entry-1322.html, (参照 2024-05-15).
6. ． “”． , (参照 ).