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江戸川河川敷(上葛飾橋),2023年11月23日午前,晴れ

河川敷の道端の草地で,高さ2mほどのオオアレチノギク.花はすでに終わって茶色くなっていますが,まだ種は熟していない時期のようです.

江戸川河川敷(上葛飾橋),2023年11月23日午前,晴れ

葉の表裏,特に裏に白い毛がびっしり生えているのが見えます.

江戸川河川敷(上葛飾橋),2023年11月23日午前,晴れ

茎の下の方の葉は,上の方の葉と違って,ヨモギの葉のように深く裂けています.

江戸川河川敷(上葛飾橋),2023年11月23日午前,晴れ



基本情報

和名
オオアレチノギク
分類
被子植物類 真正双子葉類 キク類 キク目 キク科 ムカシヨモギ属 (Erigeron)
英名
Sumatran Fleabane
学名
Erigeron sumatrensis, syn. Conyza sumatrensis
状況

写真とメモ

水産試験場跡地,2023年11月3日午後,晴れ

秋に地味な花をつけるキク科の外来種です.雰囲気がよく似たアレチノギク,オオアレチノギク,ヒメムカシヨモギなどがあります.上の花は,花の周囲にある白い舌状花がわずかに飛び出ているだけで,これはオオアレチノギクの花です.ヒメムカシヨモギは白い花びらがもっと大きくて目立ち.アレチノギクは花の形がもっとずんどうで樽型.オオアレチノギクの原産は南アメリカで日本には大正時代に入った種類とのこと.現在ではアジア,ヨーロッパ,オセアニア,アフリカと世界中の中緯度地方に広がっています(参考1).

水産試験場跡地,2023年11月3日午後,晴れ

自分が育ったところでは道端にありふれた雑草だったオオアレチノギクやヒメムカシヨモギが,そういえば水元公園ではまったく見ないなと思っていて,いつも気をつけていたのですが,見つけたのは今回始めてです.昔ほどはびこっていないのか,地方によって定着具合が違うのか,それとも園内に少ないのか.

水産試験場跡地,2023年11月3日午後,晴れ

水産試験場跡地,2023年11月3日午後,晴れ

茎には長い毛が生えています.葉には短い毛が密生し,葉脈の側脈が透けて見えます.



参考

  1. Erigeron sumatrensis Retz. in GBIF Secretariat. GBIF Backbone Taxonomy. Checklist dataset https://doi.org/10.15468/39omei accessed via https://www.gbif.org/species/3146683 on 2023-11-11.
  2. オオアレチノギク. “侵入生物データベース(国立環境研究所)”. https://www.nies.go.jp/biodiversity/invasive/DB/detail/80480.html, (参照 2023-11-11).
  3. オオアレチノギク. “松江の花図鑑”. https://matsue-hana.com/hana/ooaretinogiku.html, (参照 2023-11-11).
  4. キク科 アレチノギク類似種 図入り検索表. “日本の野生植物検索表(植物検索研究会)”. http://syokubutukensaku.o.oo7.jp/zukensaku007.html, (参照 2023-11-11).
  5. . “”. , (参照 ).