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小合溜沿いの草地,2023年11月19日朝,晴れ

カナムグラの草地にナミテントウやダンダラテントウに混じっていたヒメカメノコテントウ.上の写真は背すじ型で,黒い紋が2対ある四紋型でした.

小合溜沿いの草地,2023年11月19日朝,晴れ

こちらは亀甲型ですが,色が黄色と黒の二色のみです.下の写真のがもっと普通な基本型だと思うのですが,下は亀甲型ですが黒と黄色と白の3色で,黄色い部分を縁取るように,白っぽい部分が囲んでいます.以前撮影した交尾中の二紋型でも黄色い部分の周囲が白でしたので,黒い紋の多型とは別に,黄色い部分の周囲が白くなるかどうかについても2型あるものと思います.

小合溜沿いの草地,2023年11月19日朝,晴れ



基本情報

和名
ヒメカメノコテントウ
分類
節足動物門 昆虫綱 コウチュウ目 テントウムシ科 ヒメカメノコテントウ属 (Propylea)
英名
Turtle Vein Ladybug
学名
Propylea japonica
状況

写真とメモ

小合溜沿いの草地,2023年5月21日朝,くもり

草地のイネ科の葉を歩いていました.ヒメカメノコテントウの背面の模様は,格子模様というか,黒と薄黄色の市松模様のようですね.



園内の草地,2018年6月3日午前,晴れ

交尾中の小さなテントウムシをみつけたのですが,オスとメスの模様が違う? と調べたら,この種類はヒメカメノコテントウ,鞘翅の模様にはナミテントウと同じような多型があるようです.後ろのオスの模様が,背スジ型(ニ紋型)で,前のメスが基本型(亀甲型)とのこと.背スジ型には中央の黒線以外の斑紋がないものや,1対あるもの(二紋型),2対あるもの(四紋型)などいるようです.逆に全体が黒くなり,オレンジの斑紋が数個しかなくなるものもいるようです.

ヒメカメノコテントウは普通種で,アブラムシを食べる益虫.日本や中国に分布しています(参考1).

園内の草地,2018年6月3日午前,晴れ

園内の草地,2018年6月3日午前,晴れ

横からのアングルでは,オスの交接器が少し見えるようです.



参考

  1. Propylea japonica (Thunberg, 1781) in GBIF Secretariat (2022). GBIF Backbone Taxonomy. Checklist dataset https://doi.org/10.15468/39omei accessed via https://www.gbif.org/species/5877883 on 2023-06-10.
  2. ヒメカメノコテントウ. “虫navi”. https://mushinavi.com/navi-insect/data-tento_himekame.htm, (参照 2023-06-10).
  3. ヒメカメノコテントウ. “野菜畑の害虫と益虫(ゆりの木)”. http://yurinoki.main.jp/musi2/himekamenokotento.html, (参照 2023-06-10).
  4. . “”. , (参照 ).