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園内の林,2024年9月8日朝,晴れ

林内のクスノキの幼木にいたオオホシカメムシ.オオホシカメムシはクスノキにつくという情報はみつからないので,隠れ場所でしょうか.この虫の体長は15mm以上で,オオホシカメムシの体長は15~18mm,ヒメホシカメムシは12mm.



基本情報

和名
オオホシカメムシ
分類
節足動物門 昆虫綱 カメムシ目 カメムシ亜目 オオホシカメムシ科 オオホシカメムシ亜科 オオホシカメムシ族 PhysopeltaNeophysopelta 亜属
英名
Gutta Bug
学名
Physopelta (Neophysopelta) gutta (Burmeister, 1834)
状況

写真とメモ

園内の街灯,2023年8月12日夜,くもり

この夜は成虫は見られず,幼虫が街灯やその下の地面に動き回っていました.



園内の街灯,2021年8月28日夜,晴れ

写真のカメムシが何頭も街灯の下の道路を歩き回っていました.赤い地色に黒丸の斑紋はオオホシカメムシかヒメホシカメムシですが,サイズ的には明らかにオオホシカメムシ.黒い斑紋も大きくて周囲につながっていて特徴がよく出ていました.春から秋まで見られる種類ですが,つい先日,オオホシカメムシらしき大きな幼虫がいましたので,それらが成虫になったようです.



園内の街灯の下,2021年8月22日夜,くもり

林の道路にある街灯の下を歩き回っていたカメムシの幼虫.背面は前胸背や翅原基は黒で,縁は赤褐色です.腹背の地色も赤褐色で黒点が配置されています.全体の色合いは見慣れないのですが,体のバランスと触角と足の雰囲気はオオホシカメムシにそっくりで,調べてみるとオオクロカメムシの幼虫がこういう模様でした.体の大きさはヒメホシカメムシの成虫よりも大きく,触角の白と黒の割合などもオオホシカメムシと同様でした.

園内の街灯の下,2021年8月22日夜,くもり



園内の林,2018年9月17日朝,くもり

クワの葉にいた特徴的な斑紋のカメムシです.逆さまにすると模様が顔に見えます.クワ以外にもアカメガシワに付く虫とのことですが,園内にはアカメガシワもたくさんあります.カメムシ科ではなくオオホシカメムシ科という別のグループに属する種類.この近縁種にはヒメホシカメムシという斑紋が似た種類がいます(参考4).日本以外では,マカオとブリスベンの昆虫のページに掲載されているのを見つけているので,(少なくとも)東アジアから東南アジア,オーストラリアに分布する種類のようです.



参考

  1. Physopelta gutta (Burmeister, 1834) in GBIF Secretariat (2023). GBIF Backbone Taxonomy. Checklist dataset https://doi.org/10.15468/39omei accessed via https://www.gbif.org/species/4783700 on 2024-09-16.
  2. オオホシカメムシ. “東京23区内の虫 2”. http://tokyoinsects2.blog.fc2.com/blog-entry-497.html, (参照 2024-09-16).
  3. オオホシカメムシ. “虫navi”. https://mushinavi.com/navi-insect/data-kame_oohosi.htm, (参照 2024-09-16).
  4. オオホシカメムシとヒメホシカメムシ  良く似ています。 “新・廿日市市の自然観察(昆虫)”. https://new-2014no64.seesaa.net/article/201205article_7.html, (参照 2024-09-16).
  5. . “”. , (参照 ).