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小合溜沿いの草地,2024年9月8日朝,晴れ

黄色い紋がなく全身が黒いツチバチ.触角が短いメスなので,暫定の候補種はヒメハラナガツチバチのメスです.ヒメハラナガツチバチはオスは腹部の各節に黄帯がありますが,メスでは黄帯がなく,節ごとの白い毛はあります.



基本情報

和名
ヒメハラナガツチバチ
分類
節足動物門 昆虫綱 ハチ目 ツチバチ科 Campsomeriella
英名
(in Jpn.) Hime-haranaga-tsuchibachi; A Species of Scoliid Wasps
学名
Campsomeris annulata (Fabricius, 1793) Syn. Campsomeriella annulata (Fabricius, 1793)
状況

写真とメモ

水べの野草園,2020年9月21日午後,晴れ

夏に園内で撮影したのと同じヒメハラナガツチバチ.触角が長く,後胸部に黄色い目と口の模様があるオス.止まっているのは,秋の七草 オミナエシの花.

今年はこの虫をよく見るように思います.去年,一昨年あたりは近縁種のキンケハラナガツチバチが多かったのですが,今年はそちらの種類は見ていません.その年の条件によって,個体数にばらつきがあるのだと思います.



ごんぱち池方面,2020年7月24日午前,晴れ

草地の地面を飛んだり止まったりをしていたハチです.地味な暗色だけのツチバチなら同定が難しそうですが,よく見ると胸部背面に黄色い紋があったので撮影.3つの黄色い紋は目と口にも見えるような特徴的な形.腹部の節間にも黄色い帯があってそこに生えている毛も黄色いです.ヒメハラナガツチバチは,メスは黒一色ですが,オスはこの写真のように,胸部と腹部の黄色部が特徴の種類とのことです.参考2の写真が見やすいです.



参考

  1. ヒメハラナガツチバチ. “平群庵昆虫写真館”. http://www.hegurinosato.sakura.ne.jp/2bangura/vi_hachi/himeharanagatsuchibachi.htm, (参照 2020-08-14).
  2. ツチバチ科. “荒川昆虫記”. http://sanmondat.sakura.ne.jp/kontyu/hati/karibatig/tutibati/tutibatig.htm, (参照 2020-08-14).
  3. Campsomeris annulata (Fabricius, 1793) in GBIF Secretariat (2023). GBIF Backbone Taxonomy. Checklist dataset https://doi.org/10.15468/39omei accessed via https://www.gbif.org/species/6129794 on 2024-09-28.
  4. . “”. , (参照 ).