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小合溜沿いの草地,2024年9月8日朝,晴れ

草地のヘクソカズラの葉を食べているホシヒメホウジャクの幼虫.成虫はまだ園内で見つけていません.

小合溜沿いの草地,2024年9月8日朝,晴れ

参考2による幼虫の分類では前回見たのと同じタイプのようです.



基本情報

和名
ホシヒメホウジャク
分類
節足動物門 昆虫綱 チョウ目 (ガ類) カイコガ上科 スズメガ科 ホウジャク亜科 Neogurelca
英名
Crisp-banded Hawkmoth (Neogurelca himachala 種として)
学名
Neogurelca himachala sangaica Butler, 1875 (東アジア亜種)
状況

写真とメモ

小合溜沿いの草地,2023年6月25日朝,晴れ

草地でみつけた褐色系のイモムシ.体の形や突起があることなど,スズメガの幼虫なのですが,よく見るスズメガの終齢幼虫に比べるとサイズがかなり小さめ.その場では,中齢幼虫なのかなと思ったのですが,種類を調べて小型種の幼虫とわかりましたので,これが終齢幼虫のサイズなのかも.ホシヒメホウジャクは小型のホウジャク類で,日本,中国から東南アジア,インドまで分布する種類.日本にいるのは東アジア亜種とのこと(参考4).参考2によると,幼虫の体色は紫色型,橙色型,緑色型,緑色無紋型の4種類がいるようです.写真の個体はこの分け方でいうと,紫色型に見えます.幼虫の食草はヘクソカズラとのことなので(参考2,3),この草地にも生えていますし,写真で幼虫が止まっているのもヘクソカズラの葉に見えます.

成虫はホシホウジャクと同じような行動を取る種類のようで,園内でもホシホウジャクに混じって花の蜜を吸いに来ているのかもしれません.後翅に黄色い紋があって似ていますが,ホシホウジャクには腹部にも黄色い紋があるのに,ホシヒメホウジャクはないところが区別点.



参考

  1. Neogurelca himachala Butler in GBIF Secretariat (2022). GBIF Backbone Taxonomy. Checklist dataset https://doi.org/10.15468/39omei accessed via https://www.gbif.org/species/7346401 on 2023-07-01.
  2. ホシヒメホウジャク. “みんなでつくる日本産蛾類図鑑”. http://www.jpmoth.org/Sphingidae/Macroglossinae/Neogurelca_himachala_sangaica.html, (参照 2023-07-01).
  3. ホシヒメホウジャク. “虫navi”. https://mushinavi.com/navi-insect/data-ga_suzume_houjaku_hosihime.htm, (参照 2023-07-01).
  4. Neogurelca himachala. Wikipedia, The Free Encyclopedia. July 4, 2022, 13:16 UTC. Available at: https://en.wikipedia.org/wiki/Neogurelca_himachala. Accessed July 1, 2023.
  5. . “”. , (参照 ).