セスジツユムシ Pacific Ducetia
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街灯の下のクワにいたツユムシ類はあまり見ない褐色型でした.前翅が長く,前翅の末端が後脚の腿節末端と同じ位置なのでセスジツユムシです.
下の写真で横から見ると産卵管が見えたのでメスでしたが,背中の褐色の濃色部がはっきりしています.緑色型と違うようです.
横から撮影したところ.後脚にピントが合ってしまい体はピンボケ.
基本情報
- 和名
- セスジツユムシ
- 分類
- 節足動物門 昆虫綱 バッタ目 キリギリス上科 キリギリス科 ツユムシ亜科 セスジツユムシ族 Ducetia 属
- 英名
- Pacific Ducetia
- 学名
- Ducetia japonica (Thunberg, 1815)
- 状況
- —
- 時期
月 1 2 3 4 5 6 7 8 9 10 11 12 成虫 1 1 1
写真とメモ
街灯の下に来ていたツユムシ類は,前翅と後翅の長さの差が小さいセツジツユムシです.背中に褐色部のあるオスです.
草地を歩いていたら飛び出してきたツユムシのなかま.この角度では見えませんが,腹部先端には,上向きに反った産卵管があるメスです.
近縁種に,ツユムシ,セスジツユムシ,アシグロツユムシなどがいるのですが,参考URLをみながら区別してみるとセスジツユムシのメスのようです.アシグロツユムシは後脚の脛節や触角が黒いことで区別でき,セスジツユムシとツユムシは,翅の前翅と後翅の長さの違い(どちらも前翅末端から後翅が飛び出るのですが,セスジツユムシは後翅がちょこっとしか飛び出さず,ツユムシは長く飛び出す),後脚腿節と前翅の長さの違い(ツユムシは後脚腿節が前翅末端を越える),メスの背中のスジの色の違い(ツユムシでははっきりした線にならず,セスジツユムシは黄白色の線になる)などで区別できるとのこと.
参考
- Ducetia japonica (Thunberg, 1815) in GBIF Secretariat (2023). GBIF Backbone Taxonomy. Checklist dataset https://doi.org/10.15468/39omei accessed via https://www.gbif.org/species/1690860 on 2024-09-10.
- 身近なツユムシの見分け方. “きまぐれ直翅空間”. https://greenls.blog.fc2.com/blog-entry-120.html, (参照 2024-09-10).
- ツユムシ. “成城の動植物”. http://wolffia.cocolog-nifty.com/blog/2010/12/phaneroptera-fa.html, (参照 2024-09-10).
- ツユムシ. “太田川河川事務所”. http://www.cgr.mlit.go.jp/ootagawa/Bio/terrest/index148.htm, (参照 2024-09-10).
- キリギリス・コオロギ・ケラ. “福光村昆虫記”. http://fukumitu.sakura.ne.jp/insect/kirigirisu_.html, (参照 2024-09-10).
- . “”. , (参照 ).






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