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ハス池,2025年5月18日午前,くもり

道端にカタバミの大群落.黄色い花がたくさん咲いていました.1つ1つの花は小さいですがたくさんあるとインパクトあり.

ハス池,2025年5月18日午前,くもり

園内でムラサキカタバミイモカタバミオオキバナカタバミなどの外来種のカタバミが多いなと感じています.カタバミそのものも元々は外来種ですが,今回調べてみたところ,カタバミそっくりなオッタチカタバミという黄色い花の別の外来種も入ってきているようです.普通のカタバミとオッタチカタバミを区別するポイントは,オッタチの名前の由来である,茎が地面を這わずに立って葉が放射状にたくさんつくことの他,葉がきれいに開かずしおれたように下がるタイミングが多いこと,葉柄につく苞葉がカタバミほどはっきりしないこと,種のサイズが小さいことなど区別点があるようです.今回のはオッタチカタバミではなさそうですが,拡大してちゃんと確認する必要がありそうです.

ハス池,2025年5月18日午前,くもり



基本情報

和名
カタバミ
分類
被子植物類 真正双子葉類 バラ類 カタバミ目 カタバミ科 カタバミ属 (Oxalis)
英名
Creeping Wood Sorrel, Creeping Oxalis
学名
Oxalis corniculata L.
状況
IUCN/ISSG 世界の侵略的外来種侵略的外来種(日本を含むアジア,オーストラリア,北中南米),原産(オーストラリア,グアム,キリバツ,パラオ,ソロモン諸島,ナウルなどの太平洋の島) (参考1)
時期
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写真とメモ

水産試験場跡地方面,2013年4月28日午前,晴れ

遊歩道の階段に使われている丸太に生えたカタバミ.葉が緑のカタバミよりも葉が赤っぽいアカカタバミをよく見る気がしていますが,アカカタバミはカタバミと同じ種類で,品種が違う扱いになっているようです(参考2,3).どちらも花は黄色.

カタバミは環境省の特定外来種,要注意外来種などには指定されていませんが,IUCNの世界の侵略的外来種には登録されていました(参考1).原産地ははっきりしないようですが,太平洋の島のようです.環境省の要注意外来種には,カタバミと同じグループのムラサキカタバミが指定されています.しかし,ムラサキカタバミは IUCNの侵略的外来種には指定されていませんでした.

水産試験場跡地方面,2013年4月28日午前,晴れ

カタバミは花が咲いていないと目立ちませんが,このあたりにはどこでも生えているのだと思います.なぜなら,ここで非常にたくさん見られるチョウ,ヤマトシジミの幼虫はカタバミ,アカカタバミしか食べませんので.



参考

  1. Global Invasive Species Database (2025) Species profile: Oxalis corniculata. Downloaded from http://www.iucngisd.org/gisd/speciesname/Oxalis+corniculata on 01-07-2025.
  2. カタバミのなかま. “道ばたに見る春の草たち”. http://www2.kobe-c.ed.jp/shimin/hirose/sprgrass/page0120.html, (参照 2025-07-01).
  3. カタバミ(片喰). “松江の花図鑑”. https://matsue-hana.com/hana/katabami.html, (参照 2025-07-01).
  4. Oxalis corniculata L. in GBIF Secretariat (2023). GBIF Backbone Taxonomy. Checklist dataset https://doi.org/10.15468/39omei accessed via https://www.gbif.org/species/8427624 on 2025-07-01.
  5. . “”. , (参照 ).