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小合溜沿いの草地,2025年5月18日午前,くもり

ノイバラに見つけた虫コブです.球形で小さな突起がある形はバラハタマフシとそっくりですが,バラハタマフシは葉にできるものと思っていましたが,こちらは咲き終わった花のガクにできているように見えます.これもバラハタマフシでよいのでしょうか?検索したら,これとそっくりな虫こぶの写真を発見しました(参考3).

小合溜沿いの草地,2025年5月18日午前,くもり



基本情報

和名
バラハタマバチ
分類
節足動物門 昆虫綱 ハチ目 タマバチ科 Diplolepis
英名
(in Jpn.) Bara-ha-tamabachi; A Species of Rose Gall Wasps
学名
Diplolepis japonica (Walker)
状況
時期
123456789101112
虫こぶ11

写真とメモ

小合溜沿いの草地,2019年6月9日午後,くもり

園内の草地に生えているノイバラの葉に,キレイなピンクの丸い塊(虫こぶ)がポツポツ付いていました.色もきれいで,整った丸い形なので,病的な印象のあまりない虫こぶです.ノイバラにできる虫こぶを調べてみたら,バラハタマバチがつくるバラハタマフシというのが該当しました.この虫こぶを作るバラハタマバチ成虫の写真も参考1にありました.

小合溜沿いの草地,2019年6月9日午後,くもり

虫こぶの拡大.この虫こぶは,葉の表と裏,どちら側にも付いていました.コンペイトウ的な短い突起があり,表面は細かい毛で覆われています.

小合溜沿いの草地,2019年6月9日午後,くもり

こちらは,一部だけピンクになっています.これから色が変わるのでしょうか.虫こぶの色が変わるのは,実が熟したり,葉が紅葉したりするのと似たようなメカニズムなのでしょうか.

小合溜沿いの草地,2019年6月9日午後,くもり

この葉についているいくつかの虫こぶは表面が硬くなって割れて中身が見えています.参考1によると,この,虫こぶはできて20日で地面に落下するそうです.落下する時期が近いのでしょうか.中の幼虫は地面に落ちた虫こぶの中で成長して成虫になり,翌年の春に虫こぶから出てくるそうです.夏と冬を虫こぶの中で過ごすんですね.



参考

  1. 自然探訪2015年5月 ハチがつくるバラの建築物. “国立研究開発法人森林研究・整備機構 森林総合研究所”. https://www.ffpri.go.jp/snap/2015/5-mushikobu.html, (参照 2025-07-13).
  2. バラハタマフシ. “東京23区内の虫 2”. http://tokyoinsects2.blog.fc2.com/blog-entry-953.html, (参照 2025-07-13).
  3. ばらたま. “つれづれみちくさ”(とがり園芸). http://togariengei.blog.fc2.com/blog-entry-3021.html, (参照 2025-07-13).
  4. . “”. , (参照 ).