基本情報

和名
オオキバナカタバミ
分類
被子植物類 真正双子葉類 バラ類 カタバミ目 カタバミ科 カタバミ属 (Oxalis)
英名
Buttercup Oxalis, African Woodsorrel, Bermuda Buttercup, Sourgrass
学名
Oxalis pes-caprae
状況
外来生物法生態系被害防止外来種(最終 修正版,2015年) (国外由来の外来種 > 総合対策外来種 > その他の総合対策外来種,分布拡大期~まん延期 落葉樹の林床 Ⅳ) (参考1)
IUCN/ISSG 世界の侵略的外来種侵略的外来種(日本,インド,オセアニア,北アフリカ,ヨーロッパ,南北アメリカ),原産(ナミビア,南アフリカ) (参考2)

写真とメモ

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園内の林,2023年3月12日午前,晴れ

落葉樹の多い林は,冬に葉が落ちて林床に日が差して明るくなります.春先になり,明るい林床には背丈の低いフラサバソウコゴメイヌノフグリが一面に花をつけていましたが,そこに大ぶりで派手な黄色い花がポツポツ咲いていました.種類を調べると,「オキザリス」という名前で園芸用に流通している種類のひとつでした(参考3).オキザリスとは,カタバミ属の学名で,花のきれいな種類がたくさん含まれています.この黄色い花は,オオキバナカタバミという和名,またはオキザリス・ペスカプラーエ

という学名で呼ばれている種類です.原産はアフリカ南部ですが,世界中で栽培され逸出してしまってIUCNの侵略的外来種に含まれ,日本でも環境省の生態系被害防止外来種に指定されていました.

園内の林,2023年3月12日午前,晴れ

背景のコゴメイヌノフグリの花と大きさを比べるとこの花の大きさがよほど大きいのがわかります.カタバミ類は夜に花が一旦しぼんで,昼にまた開く花とのこと.このときは午前早めだったのでまだ多くの花が閉じているようです.

園内の林,2023年3月12日午前,晴れ

水元公園でも,どこかの花壇で栽培されていたことがあるのかもしれません.



参考

  1. 生態系被害防止外来種リスト.“日本の外来種対策”(環境省 自然環境局). https://www.env.go.jp/nature/intro/2outline/iaslist.html.
  2. Global Invasive Species Database (2023) Species profile: Oxalis pes-caprae. Downloaded from http://www.iucngisd.org/gisd/speciesname/Oxalis+pes-caprae on 21-03-2023.
  3. オキザリスとは. “みんなの趣味の園芸(NHK出版)”. https://www.shuminoengei.jp/m-pc/a-page_p_detail/target_plant_code-311, (参照 2023-03-21).
  4. . “”. , (参照 ).