基本情報

和名
フラサバソウ
分類
被子植物類 真正双子葉類 キク類 シソ目 オオバコ科 クワガタソウ属 (Veronica)
英名
Ivy-leaved Speedwell
学名
Veronica hederifolia
状況

写真とメモ

最新の写真

園内の林,2023年3月12日午前,晴れ

早春の林床の地面を被うフラサバゾウ.花の形はオオイヌノフグリと似ていますが,花のサイズはずっと小さくて華奢です.

園内の林,2023年3月12日午前,晴れ

この場所では,もう少し大きな白い花を付けるコゴメイヌノフグリの花も満開で,パッチ状にどちらかが地面を占有する状態.

園内の林,2023年3月12日午前,晴れ

葉の周囲には毛が目立ちます.

園内の林,2023年3月12日午前,晴れ

めしべの先端,1対のおしべの葯が青色なのでしょうか.目立ちます.



園内の林、2014年2月23日お昼、くもり

林の中を歩いていると、そのあたりの地面は一面小さい葉が並んで緑色になっています。よく見るとごくごく小さい白っぽい花がついていました。フラサバソウはオオイヌノフグリなどと同じくクワガタソウ属に含まれていますが(参考2)、その花のサイズはオオイヌノフグリよりもずいぶん小さく目立ちません。近づいて写真を撮ると確かにオオイヌノフグリにもよく似ています。違いといえば、葉に目立つ毛がびっしり生えていることです。

園内の林、2014年2月23日お昼、くもり

ヨーロッパ原産の外来種とのこと。場所によっては林床一面がこれに覆われていて、在来種を駆逐する勢いがありそうなのですが、侵略的外来種などには指定されていないようです。比較的古くから入っているからかも。名前の由来が、学者の名前というのはよく聞きますが、フラサバソウの場合は、フランシェとサバティエという二人の名前をくっつけたとは…(参考1)。オオイヌノフグリといい、いいセンスしてます。

園内の林、2014年2月23日お昼、くもり

まだ花が咲き始めたばかりの時期と見えて、ほとんどつぼみ。春になれば、ちょっと犬のフグリっぽい実が見られると思います。



参考

  1. ふらさばそう (フラサバ草). “跡見群芳譜 > 外来植物譜”. https://www.atomigunpofu.jp/ch6-foreign%20flowers/furasabaso.htm, (参照 2023-03-21).
  2. “クワガタソウ属”. ウィキペディア日本語版. 2021-12-23. https://ja.wikipedia.org/wiki/%E3%82%AF%E3%83%AF%E3%82%AC%E3%82%BF%E3%82%BD%E3%82%A6%E5%B1%9E, (参照 2023-03-21).
  3. オオイヌノフグリと類似種. “福原のページ(植物形態学・生物画像集など)”. http://www.fukuoka-edu.ac.jp/~fukuhara/keitai/ooinunofuguri.html, (参照 2023-03-21).
  4. この花なんだ【タチイヌノフグリ/フラサバソウ】. “++ Updating details & Diary ++”. http://suwasaki.blog62.fc2.com/blog-entry-1058.html, (参照 2023-03-21).
  5. . “”. , (参照 ).