基本情報

和名
アミメアリ
分類
節足動物門 昆虫綱 ハチ目 アリ科 フタフシアリ亜科 アミメアリ属
英名
(in Jpn.) Amime-ari; A Species of Japanese Queenless Ant
学名
Pristomyrmex punctatus
状況

写真とメモ

最新の写真

ごんぱち池方面、2017年7月30日午後、晴れ

木の幹にアリが集まっているところを見つけ、写真を撮ってみました。小型のアリで、頭部と胸部には光沢がないのですが、腹部がまんまるでパチンコ玉のように光ります。種類を調べると、アミメアリでした。アミメアリは、女王アリがいないこと、穴を掘って定住する巣を作らないことが特徴的な種類です(参考2,3)。女王アリがいない代わりに普通の働きアリ(メス)が卵を生みます。オスもいますが単為生殖だそうです。石の下などに仮の巣を作って移動しながら生活するとのこと。この場所には樹液でも出ているのでしょうか。列をなして出入りするアリたちがいました。そういう移動の途中なのかもしれません。

ごんぱち池方面、2017年7月30日午後、晴れ

更に拡大したところ。アミメアリは頭部と胸部に網目状にスジが走っていて光沢がありません。トビイロシワアリでも頭部、胸部にスジがありますが、あちらは同じ方向にスジが並んています。また、胸部から後ろに向けて非常に大きな2本のトゲがハの字型に生えているのが特徴です(写真中央のアリにトゲが見えます)。このトゲは、厳密には胸部に生えているトゲではなくて、腹部のうちの一番前の節が胸部の一番後ろにくっついている場所(=前伸腹節)にあるのだそうです。トビイロシワアリでもこのトゲがありますがすごく小さいです。

ごんぱち池方面、2017年7月30日午後、晴れ

アリのサイズを測るために定規をアリのそばに当てたところ。アリの何頭かががささっと寄ってきて、定規に噛み付いたり攻撃し始めました。統制が取れています。アリのサイズは2.5mmでした。


参考

  1. アミメアリ (2016年5月15日 12:26 UTC)-『ウィキペディア日本語版』https://ja.wikipedia.org/wiki/%E3%82%A2%E3%83%9F%E3%83%A1%E3%82%A2%E3%83%AA
  2. アミメアリ - 『日本産アリ類データベース』 http://ant.miyakyo-u.ac.jp/J/Taxo/F42001.html
  3. 集団を絶滅させる”裏切りアリ”の謎に挑む – 京大・土畑重人博士 - 『academist Journal』 https://academist-cf.com/journal/?p=2425
  4. - 『』