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園内の樹液場,2025年8月3日午前,くもり

数頭のホシアシナガヤセバエが樹液に来ていました.他にコムラサキアカボシゴマダラなどの常連のチョウはいましたがシロテンハナムグリカナブン,スズメバチ類などの姿が見えず,樹液場を占有する感じでしきりに動き回っていました.

園内の樹液場,2025年8月3日午前,くもり

そのとき,頻繁に個体同士が接触する様子が見られました.攻撃したりぶつかっているというよりも,足先で相手に触ったり,頭部をくっつけたりするような相談するようなコミュニケーションを取っている動きです.

園内の樹液場,2025年8月3日午前,くもり

上の写真でも顔をくっつけいるように見えました.相手を探している?誘っている動きでしょうか.



基本情報

和名
ホシアシナガヤセバエ
分類
節足動物門 昆虫綱 ハエ目 ナガズヤセバエ科 Stypocladius
英名
(in Jpn.) Hoshi-ashinaga-yasebae; A Species of Cactus Flies
学名
Stypocladius appendiculatus (Hendel, 1913)
状況
時期
123456789101112
成虫11

写真とメモ

園内の樹液場,2021年7月11日午前,くもり

樹液に来ていた虫ですが,体長1cmほどの細い体に長い足をもつ見慣れない虫.口吻を伸ばして樹液を吸っており,カメラがちょっと近づくとすっと飛んですぐ戻ります.はじめはアメンボかなと思いました.アメンボが飛ぶのは見たことありますが,樹液に来るのは見たことがなかったのでこれは面白いと思って撮影していたのですが,よく見るとアメンボよりも太い体,大きな複眼,アメンボってこんなに器用に飛ぶ?などなど違和感が出てきました.帰って調べたところ,ナガズヤセバエ類というハエのグループでした.ナガズヤセバエ科は日本産では2種類だけが含まれていて,この種類とモンキアシナガヤセバエです.

園内の樹液場,2021年7月11日午前,くもり

ホシアシナガヤセバエは翅に褐色の多数の斑紋があること,胸部背面が淡色で縦方向に配列した黒っぽい斑紋が並ぶことが特徴.モンキアシナガヤセバエの翅は無紋で,胸背部は黒っぽくて縦のラインがあります(参考2).



参考

  1. ホシアシナガヤセバエ. “虫navi”. https://mushinavi.com/navi-insect/data-hae_hosiasinagayase.htm, (参照 2025-09-15).
  2. ホシアシナガヤセバエ. “東京23区の虫2”. http://tokyoinsects2.blog.fc2.com/blog-entry-1834.html, (参照 2025-09-15).
  3. . “”. , (参照 ).