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水産試験場跡地,2023年6月17日朝,晴れ

キマダラセセリを見つけました.キマダラセセリの後翅裏面の斑紋は,黒褐色と黄褐色のまだら模様ですが,この個体は翅の裏の色調が全体に黒っぽい印象で,黒褐色の部分がかなり広いように見えます.これまで自分が撮った写真と比べると,黒褐色の斑紋の大きさそのものが違うのと,黒褐色の斑紋の部分にも黄色い鱗粉が散らばっていて,翅の裏面全体が黄色っぽく見えるのが多いようです.個体差なのか鱗粉の取れ方なのか.



基本情報

和名
キマダラセセリ
分類
節足動物門 昆虫綱 チョウ目 (チョウ類) アゲハチョウ上科 セセリチョウ科 キマダラセセリ属 (Potanthus)
英名
Yellow-spotted Dart, Yellow Band Dart, Japanese Dart
学名
Potanthus flava
状況

写真とメモ

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小合溜沿いの草地,2022年8月14日午後,くもり

草地の端の日陰に生えたシダの葉にキマダラセセリが止まっていました.基本的に園内ではあまり見ないチョウなので発生数は少なそうですが,今年偶然2回目撃しました.今回はとくに翅がフレッシュなので園内または近場での羽化と想像します.

小合溜沿いの草地,2022年8月14日午後,くもり

飛び立つ瞬間ストロボで,前後翅の裏が見えたところ.



小合溜沿いの草地,2022年6月19日朝,晴れ

園内では久しぶりに見たキマダラセセリ.翅はちょっとボロ.食草はススキアズマネザサなどとのことですので(参考2),園内で繁殖していておかしくないと思うのですがたまにしか見ません.市街地にはいない種類で,自然の状態がもっと良好な場所に生息する種類のようです.日本中に分布,日本以外には極東ロシアからインドまでアジアに広く分布する種類とのこと(参考1).



水生植物園付近,2013年8月5日朝,くもり

キマダラセセリの翅の表面が見える写真.



ごんぱち池方面の草地,2012年6月17日午後,くもり

キマダラセセリは模様が綺麗で,緑に映える小型のセセリチョウ.翅の表面が黄色と茶色のまだらで綺麗なのですが,隠れてます.時期的に羽化してからまだあまりたっていなさそう新しい個体.



参考

  1. Potanthus flava Murray, 1875 in GBIF Secretariat (2021). GBIF Backbone Taxonomy. Checklist dataset https://doi.org/10.15468/39omei accessed via https://www.gbif.org/species/1947740 on 2022-08-19.
  2. “キマダラセセリ”. ウィキペディア日本語版. 2020-01-02. https://ja.wikipedia.org/wiki/%E3%82%AD%E3%83%9E%E3%83%80%E3%83%A9%E3%82%BB%E3%82%BB%E3%83%AA, (参照 2022-08-19).
  3. . “”. , (参照 ).