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小合溜(記念広場),2023年6月4日朝,晴れ

梅雨入り前のこんな時期に珍しく台風が日本に接近.梅雨前線を一時的に発達させ,日本の広い範囲で嵐になりました.この地域でも上流の吉川のほうで中川の水位が上昇して夜中に警報が流れるなど,騒然としました.この日は大雨の翌々日.低湿地である公園内では,いつもの大雨の後のようにあちこちの道路が水没しました.

写真は記念広場から見た小合溜です.台風一過で晴れた澄んだ空は気持ちの良い朝でしたが,小合溜の水位が上昇.記念広場には石畳が敷かれていますが,そこまで水が来ています.水際にあるはずのウッドデッキは,写真左下に完全に水没しているのがうっすら見えています.水没したウッドデッキに釣り台を出してヘラブナ釣りをしている人がいました.自分は,雨水が流入して水位が上昇したとき,一般論として釣れるかどうかというのを知らないのですが,この朝はたくさんの大きなコイが水際まで来てエサ取りをしたり,ばちゃばちゃ水音がしていましたので,かなり魚の行動が活性化しているようでした.



写真とメモ

花菖蒲園,2021年3月20日午後,晴れ

大雨のあと公園に行ってみたら,園内あちこち水浸しになっていました.ラクウショウの林床が水没してたり,林内の道路が冠水して,徒歩で通れなくなったりするのは見慣れた光景でしたが,この日は特に,小合溜の水位が非常に高くて,水が岸に溢れんばかりになっていたのが印象的でした.通りがかった花菖蒲園では,普段は菖蒲田の土が露出しているのですが,完全に水没して池のようになっていました.普段水があるのは、上の写真で周囲に見える細い水路だけなのですが。小合溜から水を取り入れているので,小合溜の水位の上昇に伴ってこちらの水位も高くなったのでしょうか.

花菖蒲園,2021年3月20日午後,晴れ

もしかして,意図的に菖蒲田に水を張っていたのかもと,ハナショウブの育て方を確認してみました.ハナショウブはカキツバタのような水没した地面に育つ植物ではなく,基本的には年中畑のような地面で育てるものであること,水を張ることがあるのは花の季節だけ,それも主として観賞用の目的とありました.計画的な冠水ではないらしいので,やはり単なる水位の上昇によるものなのでしょうね.もちろん,湿地の植物なのでしばらく水没しても地下の株がどうかなってしまったりはしなさそうです.

花菖蒲園,2021年3月20日午後,晴れ

カルガモも菖蒲田で過ごしていました.

小合溜の水はポンプで循環させているので,水位もある程度コントロールできるようになっているものと思っていましたが,つながっている川の水位の影響を受けてしまうのでしょうね.



参考

  1. ハナショウブの育て方・栽培方法. “みんなの趣味の園芸 NHK出版”. https://www.shuminoengei.jp/m-pc/a-page_p_detail/target_plant_code-738/target_tab-2, (参照 2023-06-11).
  2. 花菖蒲の作り方. “加茂花菖蒲園カタログ”. https://kamoltd.co.jp/katalog/saibai.htm, (参照 2023-06-11).
  3. . “”. , (参照 ).