基本情報

和名
アミガサハゴロモ
分類
節足動物門 昆虫綱 カメムシ目 セミ亜目 ハゴロモ科 Pochazia
英名
(in Jpn.) Amigasa-hagoromo; A Species of Broad-winged Planthopper
学名
Pochazia albomaculata
状況

写真とメモ

最新の写真

小合溜沿いの草地,2022年8月21日午後,くもり

アミガサハゴロモの成虫です.翅に抹茶の粉をふりかけたようになっていますが,アミガサハゴロモは羽化したてのときにこの鱗粉があり,次第に取れていきます.

小合溜沿いの草地,2022年8月21日午後,くもり

アミガサハゴロモは普通種だと思いますが,園内で見つけたのは今年はじめて.この1月前に幼虫をみつけたのですが,そのときの幼虫が成虫になった時期だと思います.これまでみたことがなかったのに,今年は幼虫と成虫どちらも発見なので個体数が多い年だったのでしょうね.そういえば,スケバハゴロモベッコウハゴロモも今年は多かったようです.



園内の林,2022年7月10日夜,くもり

街灯に来ていた見慣れない虫はアワフキムシやヨコバイなどの体型ですが,体の後半から放射状に広がる細いトゲ?毛?のようなものがびっしり生えています.これは光を浴びるといろいろな色に光ります.オレンジ色の体に白い斑紋が目立ちます.体からロウ状物質を出して体の周囲にまとうハゴロモの幼虫でした.種類については,アミガサハゴロモの幼虫のようで,実は園内ではアミガサハゴロモの成虫を見たことがありません.幼虫ということは翅がなく飛べないと思うので,この街灯には地面から登ってきたのでしょう.

園内の林,2022年7月10日夜,くもり

この夜は何頭かアミガサハゴロモの幼虫を見ました.こちらは街灯から離れた道端の草で見つけた幼虫.体の色がオレンジ色ではなく黄緑色なのは幼虫の成熟度や脱皮からの期間などのためでしょうか.それとも亜型があるのでしょうか.体の後半の放射状の繊維は同じような大きさ,見た目ですが.

園内の林,2022年7月10日夜,くもり

真後ろから見たところ.



参考

  1. Pochazia albomaculata (Uhler, 1896) in GBIF Secretariat (2021). GBIF Backbone Taxonomy. Checklist dataset https://doi.org/10.15468/39omei accessed via https://www.gbif.org/species/2057035 on 2022-09-04.
  2. “アミガサハゴロモ”. ウィキペディア日本語版. 2018-08-29. https://ja.wikipedia.org/wiki/%E3%82%A2%E3%83%9F%E3%82%AC%E3%82%B5%E3%83%8F%E3%82%B4%E3%83%AD%E3%83%A2, (参照 2022-09-04).
  3. アミガサハゴロモ. “東京23区内の虫 2”. (参照 2022-09-04) http://tokyoinsects2.blog.fc2.com/blog-entry-865.html.
  4. 江戸川べりの観察-47 夏のハゴロモ . “自然観察大学ブログ”. (参照 2022-09-04) https://sizenkan.exblog.jp/29296825/.
  5. . “”. (参照 ) .