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水辺の野草園,2025年8月3日午前,くもり

オニユリのムカゴが大きく育っていました.日本のオニユリはDNAが3倍体で種ができないとのことで,増えるときはこのムカゴからとなります.

水辺の野草園,2025年8月3日午前,くもり

花は終わっており,雌しべだけが残っています.



水辺の野草園,2025年7月20日午前,晴れ

水辺の野草園のヌマトラノオ群落で.ヌマトラノオの草丈は1m未満ですからそこから丈が1mぐらい飛び出している満開のオニユリが目立っていました.そういえば毎年この場所でオニユリが咲いていた記憶があります.たくさんの花がついているのは球根が大きく育っている模様.

水辺の野草園,2025年7月20日午前,晴れ



基本情報

和名
オニユリ
分類
被子植物類 単子葉類 ユリ目 ユリ科 ユリ属 (Lilium)
英名
Devil Lily (参考1), Tiger Lily
学名
Lilium lancifolium Thunb.
状況
時期
123456789101112
2

写真とメモ

野草園,2014年7月20午後,晴れ

大人の背丈以上もあるオニユリに,大きな花がたくさん咲いていました.オニユリは日本や東アジアに自生している種類で,日本に分布するのは染色体型が3倍体のため種が実らず,ムカゴで増えるそうです(参考3).下の写真が,そのムカゴ.

野草園,2014年7月20午後,晴れ

葉の付け根に黒い実のようなものが見えていますが,ムカゴです.ピンぼけです.オニユリには花がそっくりの近縁種でコオニユリというのがありますが,ムカゴの有無がこの2種類の区別点とのこと.コオニユリにはムカゴができないそうです(参考2).そういえば,子供の頃に学研の学習雑誌の付録として「オウゴンユリ」の球根がついてきたことがあり,何年も黄色い花を咲かせてくれたように覚えています.「オウゴンユリ」はオニユリの対馬産の変種,オウゴンオニユリのことで,オニユリとオウゴンオニユリとを交配させて種をとって増やしたものらしいです.

野草園,2014年7月20午後,晴れ



参考

  1. Lilium lancifolium Thunb. in GBIF Secretariat (2023). GBIF Backbone Taxonomy. Checklist dataset https://doi.org/10.15468/39omei accessed via https://www.gbif.org/species/2753380 on 2025-08-23.
  2. コオニユリ. “松江の花図鑑”. https://matsue-hana.com/hana/kooniyuri.html, (参照 2025-08-23).
  3. オニユリとは. “ほぼふつうの植物図鑑(ヤサシイエンゲイ)”. https://yasashi.info/yu_00001-2.html, (参照 2025-08-23).
  4. . “”. , (参照 ).