セグロアシナガバチ Dark-waist Paper Wasp
基本情報
- 和名
- セグロアシナガバチ
- 分類
- 節足動物門 昆虫綱 ハチ目 スズメバチ科 アシナガバチ属 (Polistes)
- 英名
- Dark-waist Paper Wasp
- 学名
- Polistes jokahamae (syn. Polistes jadwigae)
- 状況
写真とメモ
最新の写真
園内でもっとも普通で数の多いセグロアシナガバチですが,腹部の模様がきれいに見えたので掲載.アシナガバチの腹部の模様は黒と黄色の2色だと思っていましたが,この写真を見るとオレンジ色に見える部分に気づきました.各腹節の左右にある黒い丸で囲まれている部分が他の黄色い部分よりも赤みが濃くオレンジ色に見えます.これまで撮った写真ではそう見えないです.スズメバチ類は色数が多いほうが迫力があって格好よいというのが自分の意見です.
葉上でじっとしていたアシナガバチの働きバチを撮影.いつも動き回っていてなかなか全身が撮れないので.前伸腹節が真っ黒のセグロアシナガバチです.
ラクウショウの幹で動いていたアシナガバチ.顔が白っぽくて触角の先端の色が濃いオスバチです.オスは女王メスと違って冬を越すことはないようですが,秋も深まってまだ活動中.
黒く熟してきたクワの実に,虫が集まってきていました.この日,目についたのはアシナガバチ.1つの実に取り付いて,ぐるぐるまわりながらずっと動いています.これは実を食べているんでしょうね.アシナガバチは肉食性が強いのかなと思いますが,花に来るのはよく見ますので,きっとクワの甘い実も好きでしょう(想像).
ヤブカラシの花に来ていた,アシナガバチでは一番よく見るセグロアシナガバチ.以前,雄バチの顔が白っぽいところを撮ったので,今回は働きバチの顔をチェック.雄の顔とは全然違って,メスの頭部の基本カラーは体と同じ色調の黄色で,輪郭のところに黒線が入っています.
横から見たところ.触角の先端は棍棒状に広がっていて,これもオスの触角がだんだん細くなるのとは違いますね.
後ろから.胸部の後面の部分(前伸腹節)が真っ黒.
オスです.小合溜で釣りをしていたら,大きな虫が飛んできて,ポトンと水面に落ちました.足が水を弾いて動いているところを撮った写真です.アシナガバチなのですが,よく見るアシナガバチとはちょっと雰囲気が違っていて,調べてみましたらセグロアシナガバチの雄でした.セグロアシナガバチの雄の特徴は,触角の先端が茶色で,先端に行くに従ってだんだん細くなっていくこと.よく似ている種類のキアシナガバチのオスは,先端の色は似ていますが,先端が急に広がって太くなっているので区別できます.
オスの顔面はメスよりもかなり白っぽいです.
草地のヤブカラシに来ていたアシナガバチ.セグロアシナガバチは,背中の後部の細くなっていく場所(「前伸腹節」というそうです)全体が黒くて,1対の黄色い斑紋がないことから,キアシナガバチと区別できます(参考2,3).たぶんいちばんよく見るアシナガバチの種類.
模様がきれいな種類ですが,アシナガバチですからスズメバチの仲間.もちろん有毒で,攻撃性もあり刺されます.花に来ているのを遠くから見ている分には大抵問題ありませんが,巣の近くにうかつに近寄ったりすると,巣を守っている個体がどんどん飛んできて攻撃してきます.スズメバチよりも毒の量は少ないのですが,刺されたところはしばらく腫れますし,熱が出たりすることも.アレルギーによるショック(アナフィラキシー)もありえるので,2度目に刺されないように要注意.
参考
- “セグロアシナガバチ”. ウィキペディア日本語版. 2020-08-08. https://ja.wikipedia.org/wiki/%E3%82%BB%E3%82%B0%E3%83%AD%E3%82%A2%E3%82%B7%E3%83%8A%E3%82%AC%E3%83%90%E3%83%81, (参照 2021-01-01).
- キアシナガバチ セグロアシナガバチ. “花虫風月~富士山麓より Flowers & Insects”. http://blogs.yahoo.co.jp/fujimatu23/43848669.html.
- セグロアシナガバチとキアシナガバチの区別のしかた. “ほくせつの生き物”. http://www.hokusetsu-ikimono.com/kurasi/060603seguroashi/ashinaga-ki-seguro/index.htm.
- . “”. (参照 ) .
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