ナミウチツノホコリ Namiuchi-tsunohokori Coral Slime
基本情報
- 和名
- ナミウチツノホコリ
- 分類
- 原生動物界 変形菌門 原生粘菌綱 ツノホコリ目 ツノホコリ科 ツノホコリ属 (Ceratiomyxa)
- 英名
- (in Jpn.) Namiuchi-tsunohokori; A Species of Coral Slime
- 学名
- Ceratiomyxa parvispora, Ceratiomyxa fruticulosa var. flexuosa
- 状況
写真とメモ
最新の写真
林内のウッドチップ置き場の近くの針葉樹っぽい材の下側に白いふわふわがたくさんついていました.厳密にナミウチツノホコリにあたるのかわかりませんが,ツノホコリのうち,材からまず1本の幹が出てその先でたくさんの枝に分かれるタイプですので,ナミウチツノホコリ型?だと思いますが,太くて無色透明の幹にあたる部分がすっと伸びて,その先に白い枝先が球状に広がってモジャモジャしています.このタイプははじめてかも.
たくさん生えてつながってきていますが,1つ1つの株?のような球状の単位が区別できます.
材の下面の地面近くに生えています.ツノホコリの変形体が地面の落ち葉の方から剤の表面を移動してきて,このあたりに定着して子実体に?
近くの地面の落ち葉から生えていたツノホコリ.こちらも枝分かれが多くてモジャモジャしているのが同じです.
道端の地面をライトで照らしながら歩いていたところ,朽木の端の部分に白いものがたくさんついているのを見つけました.ごく細いモジャモジャしたものがびっしりついています.
原生粘菌のツノホコリ類で,ナミウチツノホコリでした.ナミウチツノホコリはツノホコリの変種として扱われたり,別種として扱われることもあるようです.ツノホコリはこのよう広い範囲ににつながって見えることはないのでかなり印象が違います.
全景.朽木の端の部分の幅 数cmに渡って菌類が生えたように白くなっています.
白いもじゃもじゃが途切れて穴のようになったところの拡大.白いモジャモジャが朽木の表面にピッタリくっついておらず,少し浮いているのがわかります.朽木からまっすぐに柄がのびていて,柄の先端が枝分かれして広い範囲でつながっているようです.
更に拡大.普通のツノホコリはびっしり並んで生えていますが,こちらはかなり離れて太い幹として立ち上がっているんでそもそも博多が違うようです.そして,ツノホコリよりも枝分かれが多く複雑です.ツノホコリは根元から先端まで1回かせいぜい2回の枝分かれですが,こちらは少なくとも5,6回以上枝分かれしています.ツノホコリをサンゴのようだと言うとしたら,こちらはノイバラの灌木っぽい? こちらもきれいな造形の種類です.
白いエリアの端の方では,朽木の表面が白くなってはいるのですが,子実体が伸びていない場所がありました.なにかの条件が足りなくて,この場所の変形体は子実体になれなかったのでしょうか?
参考
- Ceratiomyxa fruticulosa (O.F.Müll.) Macbr. in GBIF Secretariat (2021). GBIF Backbone Taxonomy. Checklist dataset https://doi.org/10.15468/39omei accessed via https://www.gbif.org/species/7823145 on 2022-05-22.
- タマツノホコリ. “三河の植物観察”. (参照 2022-05-22) https://mikawanoyasou.org/kinoko/tamatunohokori.htm.
- . “”. (参照 ) .
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