最新の写真

小合溜沿いの草地,2023年10月22日朝,晴れ

カナムグラ群落の草地で,翅の新鮮なルリタテハ.下の写真の翅裏もきれいでした.

小合溜沿いの草地,2023年10月22日朝,晴れ

ルリタテハの季節型について調べると,参考2にある後翅の水色の帯の中の黒点列の位置の違いや,参考3の水色の帯の幅,翅裏の色合いなどが見つかりますが,季節型はないと書かれているものまであります.図鑑は確認できていません.今回の個体は,水色の帯の黒点列の位置は外側に偏っているので典型的な秋型タイプです.この公園で見られるルリタテハについては,水色の帯の幅は季節によって変化しているようには見えず,翅裏についてもどの季節の個体でも変わらず派手です.



基本情報

和名
ルリタテハ
分類
節足動物門 昆虫綱 チョウ目 (チョウ類) アゲハチョウ上科 タテハチョウ科 タテハチョウ亜科 アカタテハ属 (Vanessa)
英名
Blue Admiral
学名
Vanessa canace, syn. Kaniska canace
状況

写真とメモ

園内の樹液場,2020年7月24日午前,晴れ

ルリタテハのすごい保護色! 翅の表はきれいな青のルリタテハですが,翅裏は樹皮の保護色になっていて,樹液場のクヌギに完全に一体化していました.現場では自分が移動したときの立体感の変化で区別できますが,写真だと一層区別が難しいです.上と下の写真は同じ個体を左右から撮ったものですが,光があたっている面(上)も影になった面(下)もそれぞれ樹皮に同化しています.

園内の樹液場,2020年7月24日午前,晴れ



園内の樹液場,2018年8月11日朝,晴れ

「スズメバチに注意」の看板のあるクヌギの木の樹液場.ルリタテハと,下に見えているのがコムラサキ.ルリタテハの夏型,秋型の区別点は,参考2によると,翅表の水色の帯の中に見える小さな斑点の位置.水色の帯の中央付近に点があるのが夏型で,外縁のごく近い場所に点があるのが秋型.上の写真では,点の位置が水色の外縁と内縁の両方と等距離に見えるので夏型.



水生植物園付近,2014年7月20日午後,晴れ

道ばたの草地に止まっていたルリタテハをすぐ近くから撮影できました.撮影した場所は,いつもこのあたりでルリタテハを多く見る場所です.きれいな夏型の新成虫です.



水生植物園付近,2014年5月18日夕方,晴れ

冬を越して翅がちょっとボロになった秋型.

去年もこの近くで冬越し個体や新成虫を撮影したのですが,このあたりにいつもいるんですね.食草はサルトリイバラやユリ類ということですが,当たりが付けば幼虫も探せるかも.

水生植物園付近,2014年5月18日夕方,晴れ

翅を開いたり閉じたりしながら止まっています.翅を閉じて裏が見えていると,頭部や胸の色が翅の表にあった青系統の色であることに気づきます.

水生植物園付近,2014年5月18日夕方,晴れ



水生植物園付近,2013年9月1日夕方,晴れ

夕方暗くなってきた時間帯でしたが,道端のワルナスビの群落に,ルリタテハが止まりました.夏型まだ翅がきれい,水色の紋も鮮やかな個体です.翅にたくさんの毛が生えているのもわかります.

水生植物園付近,2013年9月1日夕方,晴れ

こちらは翅を閉じたところ.



中央広場,2013年5月6日午後,晴れ

中央広場の外周道路のマンホールの蓋の上です.白い部分に止まっているように見えました.鳥のフン?

成虫越冬の種類なので,今の季節にいるのは,昨年秋に成虫になって冬を越えた秋型個体だと思います(参考1).翅の深いブルーと鮮やかな水色のラインはうすくなってしまってます.

ルリタテハの幼虫は,非常に派手なのでこれも探してみたいと思っています.幼虫の食草はユリ科.



参考

  1. ルリタテハ. “神戸の蝶”. http://www2.kobe-c.ed.jp/shizen/buttfly/buttfly/08066.html, (参照 2023-11-05).
  2. 「ルリタテハ」 季節型 . “蝶・チョウ・ゆっくり歩き・・・「千蟲譜物語」”. https://choyukkuri.exblog.jp/15283923/, (参照 2023-11-05).
  3. ルリタテハ あれこれ . “蝶鳥ウォッチング”. https://yoda1.exblog.jp/15097875/, (参照 2023-11-05).
  4. ルリタテハ.“幼虫図鑑”. http://aoki2.si.gunma-u.ac.jp/youtyuu/HTMLs/ruritateha.html, (参照 2023-11-05).
  5. . “”. , (参照 ).