ニシキギ Burning Bush
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道端のニシキギの実がむけて,赤い種がたくさん見えていました.遠目に見ると実はたくさんあるのですが,点々と散らばっているので写真にはたくさん写りません.枝に翼があります.翼は紫色.
1つの実の中には赤い種が1つ.そういえば,近縁のマユミでは1つの実に赤い種が4つ入っていました.
基本情報
- 和名
- ニシキギ
- 分類
- 被子植物類 真正双子葉類 バラ類 ニシキギ目 ニシキギ科 ニシキギ属 (Euonymus)
- 英名
- Spindletree, Winged Spindle, Burning Bush, Winged Burning Bush
- 学名
- Euonymus alatus, Euonymus striatus alata
- 状況
- IUCN/ISSG 世界の侵略的外来種:侵略的外来種(米国),原産(日本,韓国,中国) (参考1)
写真とメモ
すっかり葉の落ちたニシキギに赤い実(というか種)だけが残っていたので目立っていました.赤い部分の周囲の茶色いのが果皮(種皮)で実に当たる部分.構造は近縁のマユミとよく似ていますね.
森の道端のニシキギにたくさんの小さくて花が咲いていました.花びらは黄緑色で中心部が緑色,色も地味です.
花の数はけっこうたくさん.
全体像.自分の身長と同じぐらいの高さの株でしたが,全体が若葉の明るい緑で輝くようでした.
茎の翼(ヨク)も見えますがあまり発達してません.これからだんだん広がっていくのでしょうか?
水辺探索池の縁に植えられているニシキギが,紅葉ですごい色になってました.まだ朝露の残る時間帯,黄色い朝日を浴びて色がよけいに出ているのだと思いますが,葉が紫がかった深い赤です.茎についている翼(ヨク)は葉ではなく,茎の一部のコルク質だそうでここは紅葉はしないんですね.
ニシキギの原産地は,日本,韓国,中国だそうですが,米国では侵略的外来種として扱われているようです(参考1).きれいな種類なので庭園木などとして植栽されるらしいのですが,ニシキギの実は鳥が大好きなため,鳥があちこちでフンをすることで,フンに含まれる種がばらまかれてしまうとのこと.
見事な紅葉は株の全体ではなく,一角だけで,残りは茶色っぽくぼけた色になっています.朝日の影の方向で判断すると,紅葉がきれいなのは東側だけということになります.参考3には,「紅葉を美しくするために西日を避けた日当たりの良い場所に植える.」と書いてありましたが,この紅葉の色の違いは,株の東側には西日が当たらないことと関係あるかな?(紅葉の時期がずれただけかもしれません).
参考
- Global Invasive Species Database (2022) Species profile: Euonymus alata. Downloaded from http://www.iucngisd.org/gisd/speciesname/Euonymus+alata on 26-12-2022.
- ニシキギの育て方. “ヤサシイエンゲイ”. http://yasashi.info/ni_00009.htm, (参照 2022-12-26).
- “ニシキギ”. ウィキペディア日本語版. 2022-10-31. https://ja.wikipedia.org/wiki/%E3%83%8B%E3%82%B7%E3%82%AD%E3%82%AE, (参照 2022-12-26).
- . “”. , (参照 ).
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