マエキヒメシャク Sub-angled Wave
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後翅の突起がはっきりしたヒメシャク.翅は幅が広めで,明るい翅色で黒い鱗粉が発達せず,前翅の外横線が全縁で内側に折れます.
朝の草地のヒメシャク.前翅の外横線と中横線が前縁付近で大きく内側に入り,後翅が角張り突起がはっきりしています.前翅,後翅の中央部の黒点はほぼみえませんが,翅全体の黒い鱗粉がちらばっています.過去の写真を見直してみると再分類が必要そう…
基本情報
- 和名
- マエキヒメシャク
- 分類
- 節足動物門 昆虫綱 チョウ目 (ガ類) シャクガ上科 シャクガ科 ヒメシャク亜科 Scopula 属
- 英名
- (in Jpn.) Sub-angled Wave (Scopula nigropunctata 種の名称)
- 学名
- Scopula nigropunctata imbella (Warren, 1901)
- 状況
- —
- 時期
- 月 - 1 - 2 - 3 - 4 - 5 - 6 - 7 - 8 - 9 - 10 - 11 - 12 - 成虫 - 1 - 1 - 3 
写真とメモ
マエキヒメシャクらしき白いヒメシャクを数頭見つけました.翅の特徴はこれまで見つけた通りだと思います.園内で一番多いウスキクロテンヒメシャクと前翅の帯は似ていますが,外横線がはっきり2本になっているところや翅全体に細かい黒点が目立つこと,後翅が角ばっていて突起があるのが特徴のようです.
別個体.中央の黒点は見えますが,帯は薄くなっています.
白い小さなヒメシャク.類似する種類が多いのですが,マエキヒメシャクっぽいです.よく似たウスキクロテンヒメシャクが園内では一番多い種類のようですが,写真の個体では,後翅の突起が目立つこと,前後翅の中央に1つずつある黒斑が前翅が薄く後翅が濃いこと,前翅の外横線が前縁付近で急角度で曲がるところなど,翅全体に黒い鱗粉が多いことなどから,マエキヒメシャクが候補となりました.
ちょっと翅の鱗粉がかすれているのとストロボが強くあたっているので印象が違いますが,以前見つけたマエキヒメシャクっぽいガです.後翅の後部がとがっていること,外横線や中横線ははっきり見えますが前端が薄くなっています.各翅にある黒点は後翅のほうが目立ちます.点状に散らばる黒褐色の鱗粉はかなりとれてしまっているようです.
夜の道端の草に止まっていた小さなヒメシャク類.黄みがかった白い翅は光沢があります.似たような種類の多いグループですが,参考4などを使って,マエキヒメシャクという種類にたどり着きました.似た種類との区別点となった特徴は,前後翅全体にまぶすように分布している無数の薄黒い斑点です.それと後翅の後部に尖った箇所があること.
マエキヒメシャクという種類は本州以南の亜種につけられた名前ですが,Scopula nigropunctata という種類はヨーロッパから日本を含む極東アジアまで広い範囲に生息する種類のようです(参考1).
参考
- Scopula nigropunctata. Wikipedia, The Free Encyclopedia. September 14, 2021, 03:00 UTC. Available at: https://en.wikipedia.org/wiki/Scopula_nigropunctata. Accessed October 28, 2021.
- マエキヒメシャク. “みんなでつくる日本産蛾類図鑑v2”. (参照 2021-10-28) http://www.jpmoth.org/Geometridae/Sterrhinae/Scopula_nigropunctata_imbella.html.
- マエキヒメシャク. “東京23区内の虫 2”. (参照 2021-10-28) http://tokyoinsects2.blog.fc2.com/blog-entry-638.html.
- シャクガ科ヒメシャク亜科Scipula属のそっくりさん4種. “東京23区内の虫 2”. (参照 2021-10-28) http://blog-imgs-73.fc2.com/t/o/k/tokyoinsects2/2015061508365374d.jpg.
- . “”. , (参照 ).





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