ムネアカオオクロテントウ Muneaka-ookuro-tento Laybird Beetle
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復元池の草地のツルマメにいた,見たことのない派手なピンク色の虫.ムネアカオオクロテントウの幼虫でした.マルカメムシの幼虫を食べる種類とのこと.確かにマルカメムシの成虫が周囲にいました.ここ数年で急に見るようになってきた種類です.分布が広がりつつあるかもしれません.
同じ場所で見つけた成虫の交尾.後ろがオスだとすると体が小ぶりで,胸部の色が明るい(赤くない)のかなと思うのですが,一般にはこの種類のオスメスの区別は難しいとのことなので個体差なのかもしれません.
基本情報
- 和名
- ムネアカオオクロテントウ
- 分類
- 節足動物門 昆虫綱 コウチュウ目 テントウムシ上科 テントウムシ科 Synona 属
- 英名
- (in Jpn.) Muneaka-ookuro-tento; A Species of Laybird Beetles
- 学名
- Synona consanguinea Poorani, Slipinski & Booth, 2008
- 状況
- —
- 時期
月 1 2 3 4 5 6 7 8 9 10 11 12 成虫 1 1 1 幼虫 1
写真とメモ
クワの木にムネアカオオクロテントウがいました.マルカメムシの幼虫がおもなエサとのことですが,マルカメムシはクワにはあまり見ません.マルカメムシ以外のエサを狙っているのか,近くのクズかヤブツルアズキなどから移ってきたか.
草地のクズの花を撮影していたら,クズのツルや花に大きめのテントウムシを発見.ナミテントウにも見えましたが胸部がオレンジ色で翅が真っ黒の配色があまり見慣れないのと,数頭いましたがみな同じ色合いです.そして,おそらくナミテントウにしてはサイズが大きいように感じましたので撮影してみました.種類は最近広がりだした外来種でムネアカオオクロテントウでした.園内でも2020年には見つかっているようです(参考3).
クズにつくマルカメムシの幼虫を食べるとのこと.クズもマルカメムシも園内に多いので,これから増える種類かもしれません.
クズの花に付いているのもいます.原産は中国からマレー半島などのようです.日本やオーストラリアなどに侵入しているようです.
参考
- Synona consanguinea Poorani, Slipinski & Booth, 2008 in GBIF Secretariat (2023). GBIF Backbone Taxonomy. Checklist dataset https://doi.org/10.15468/39omei accessed via https://www.gbif.org/species/9574497 on 2024-09-27.
- ムネアカオオクロテントウ. “虫navi”. https://mushinavi.com/navi-insect/data-tento_muneakaookuro.htm, (参照 2024-09-28).
- 水元公園で外来のテントウムシを見つけました. “水元かわせみの里水辺のふれあいルーム”. https://mkawasemi.exblog.jp/28213038/, (参照 2024-09-28).
- . “”. , (参照 ).






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