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水生植物園,2023年12月3日朝,晴れ

ハゼノキの紅葉の時期は終わり,葉はかなり落ちてしまい,木にはたくさんの実が残っています.

水生植物園,2023年12月3日朝,晴れ

樹上にはシルエットで実が残っているのが見えます.

水生植物園,2023年12月3日朝,晴れ

同じ木ですが,日の当たる南側では紅葉した葉がまだ比較的残っています.



基本情報

和名
ハゼノキ
分類
被子植物類 真正双子葉類 バラ類 ムクロジ目 ウルシ科 ウルシ属 (Toxicodendron)
英名
Japanese Wax Tree, Japanese Hazenoki Tree
学名
Toxicodendron succedaneum
状況
IUCN レッドリスト 2023-1[LC] Least Concern ver 3.1(絶滅のおそれなし), Pop. trend stable (個体数動向 安定) (参考1)

写真とメモ

水生植物園,2022年11月11日午前,晴れ

ハゼノキは園内に散在していますが,水生植物園の周辺の木.紅葉はまだのようで葉はみどりですが,白く光った実がたくさんできているのが見えました.木の下から見上げたのが下の写真.ツヤのある楕円形の実が鈴なりです.実の色が少し緑色っぽいのはまだ熟しきっていない時期なのかもしれません.鳥が盛んに食べに来るのはもっと後の時期ですよね.

水生植物園,2022年11月11日午前,晴れ

水生植物園,2022年11月11日午前,晴れ

水生植物園,2022年11月11日午前,晴れ

ハゼノキの樹皮は,木の成長に伴ってかなり変わりますね.この樹皮には点状の模様がびっしり並んでいて,ひびや裂け目がありません.木がもっと古くなると,ひび割れが入ってくるのでしょう(下の写真).



樹木見本園,2021年12月5日午前,晴れ

ハゼノキの幹の周りに生えていたひこばえの紅葉が面白かったので撮影.紅葉が部分的に進んでいて,葉の色がまだらになっていました.上の写真の葉は目のさめるような鮮やかな赤で,部分的に緑色が残っています.どの葉でも,緑色が残っている部分が同じような場所なので,この色ムラは偶然ではなくて何かメカニズムがあるのだと思います.紅葉促進物質がこの場所には溜まりにくいとか?

樹木見本園,2021年12月5日午前,晴れ

こちらも紅葉の進度が葉の中でまちまちです.左と右の枝の葉は1枚目の写真と少し似ていますが,中程の枝の葉は葉脈に沿って赤くなり始めたばかりのところです.



樹木見本園,2020年12月6日お昼,晴れ

前回から2週間後に来てみたら,もうほとんど実が残ってませんでした.もう食べつくされたのでしょうか.そういえば,ヒヨドリオナガ,カケスなどをこのあたりでよく見ました.カケスを撮影できなかったのが残念.

樹木見本園,2020年12月6日お昼,晴れ

樹皮の様子.



樹木見本園,2020年11月23日午前,晴れ

紅葉の見事だったハゼノキを見に来たら,葉がすっかり落ちていて,たくさん実がなっているのが非常に目立つようになっていました(何本かのハゼノキのうち,まだ葉の残っている木もありましたが).同じハゼノキで,実のついている木とついていな木があり,調べてみたら,ハゼノキは雌雄別株とのこと.写真は実のついている方しか撮ってきませんでした.

樹木見本園,2020年11月23日午前,晴れ

ハゼノキの実は脂肪をたくさん含んでいて,木蝋の原料になるとのことですが,まだ鳥が食べに集まっている様子もありません.もっと寒くなって,他に食べるものがなくなった頃に食べに来る,栄養はあるけどあまり美味しくないような実なのでしょうか.センダンの実などもかなり遅い時期まで残っています.



樹木見本園,2020年11月15日午前,晴れ

先日,ハゼノキの実が写っていなかったので撮影してきました.今日は晴れているので,紅葉した葉に光が透けて全体が明るいオレンジに光ってきれいです.

樹木見本園,2020年11月15日午前,晴れ

ハゼノキの遠景.

樹木見本園,2020年11月15日午前,晴れ

真上を見上げて撮ったところ.

樹木見本園,2020年11月15日午前,晴れ

もう少し若い木の樹皮.



樹木見本園,2020年11月11日午後,くもり

グリーンプラザ裏の樹木見本園の一角に,実のなる木が集められたコーナーがあります.そこで見事に紅葉していたのがハゼノキです.2箇所ぐらいに分かれて数本あるのですが,どれも葉はみごとな赤で,光が透けて見えるところは明るく光っていました.背景にちょっとだけ見える,緑の葉の木は隣のセンダンの木です.

樹木見本園,2020年11月11日午後,くもり

ハゼノキの葉はウルシ類らしい羽状複葉.日のあたっていないとこでは深い赤です.

樹木見本園,2020年11月11日午後,くもり

ハゼノキは東南アジアから東アジアに分布する種類で,参考1によると日本では関東以西に広く分布しますが,Wikipediaによると,江戸時代に琉球から持ち込まれたのがもととのこと.実からロウ(木蝋)を取るのに使う他,材木として,また,材木を黄色い染料として使ったようです.

樹木見本園,2020年11月11日午後,くもり

ハゼノキの樹皮.



参考

  1. Botanic Gardens Conservation International (BGCI) & IUCN SSC Global Tree Specialist Group. 2018. Toxicodendron succedaneum. The IUCN Red List of Threatened Species 2018: e.T135819278A135819280. https://dx.doi.org/10.2305/IUCN.UK.2018-2.RLTS.T135819278A135819280.en. Accessed on 25 March 2022.
  2. “ハゼノキ”. ウィキペディア日本語版. 2022-03-11. https://ja.wikipedia.org/wiki/%E3%83%8F%E3%82%BC%E3%83%8E%E3%82%AD, (参照 2023-12-16).
  3. ハゼノキ. “松江の花図鑑”. https://matsue-hana.com/hana/hazenoki.html, (参照 2023-12-16).
  4. . “”. , (参照 ).