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水辺の野草園,2025年8月31日朝,晴れ

今年アカスジカメムシが来ていた水辺の野草園のノラニンジンは花がすっかり終わり,この日はここのノラニンジンの実にアカスジカメムシの成虫と幼虫が何頭も集まっていました.幼虫は初見.体前半の模様は成虫と共通で翅がないところにカメムシの幼虫っぽい黒い斑紋があります.

水辺の野草園,2025年8月31日朝,晴れ

こちらは成虫.成虫も幼虫も盛んに動き回っています.成虫の色はしばらく前にこの場所で見た成虫よりも色が淡いのは新成虫でしょうか.下の写真が成虫の腹面です.

水辺の野草園,2025年8月31日朝,晴れ



水辺の野草園,2025年8月17日午後,晴れ

花の終わったノラニンジンの実にアカスジカメムシがまた来ていました.1ヶ月程前にみつけたのと同じ場所です.夏のカメムシ成虫が1ヶ月も生きているのかどうかわかりません.別の個体だとするとどこかこの近くでたくさん発生している場所がありそうです.

水辺の野草園,2025年8月17日午後,晴れ

左の触角は下に向いていて隠れているようです.



基本情報

和名
アカスジカメムシ
分類
節足動物門 昆虫綱 カメムシ目 カメムシ亜目 カメムシ科 アカスジカメムシ属 (Graphosoma)
英名
Japanese Stripped Stink Bug, Red-striped Stink Bug
学名
Graphosoma rubrolineatum (Westwood, 1837)
状況
時期
123456789101112
成虫12
幼虫1

写真とメモ

水辺の野草園,2025年7月20日午前,くもり

水辺の野草園の花壇で咲いていたノラニンジンの花にきれいな虫が来ていました.赤と黒の特徴的なストライプが派手なアカスジカメムシです.花茎をゆっくり昇り降りしているところ,下の写真は花にたどり着いたところです.

水辺の野草園,2025年7月20日午前,くもり

アカスジカメムシは自分は園内で初見です.ニンジンセリヤブジラミなどのセリ科に集まるカメムシで,日本を含む東アジアに分布する種類(参考1).アカスジカメムシ属 (Graphosoma)はこの赤と黒のストライプを持つカメムシのグループで,この種類,アカスジカメムシが分布するのは東アジアだけですが,よく似た模様の種がヨーロッパや北アフリカからアジアまで分布しています.

赤と黒の縦縞といえば,サッカーのACミランのユニフォームですね.近縁種の Graphosoma italicum を AC Milan Shieldbug と呼んでいるページを発見(参考3).



参考

  1. Graphosoma rubrolineatum (Westwood, 1837) in GBIF Secretariat (2023). GBIF Backbone Taxonomy. Checklist dataset https://doi.org/10.15468/39omei accessed via https://www.gbif.org/species/5866161 on 2025-08-23.
  2. アカスジカメムシ. “虫navi”. https://mushinavi.com/navi-insect/data-kame_akasuji.htm, (参照 2025-08-23).
  3. Graphosoma italicum (AC Milan Shieldbug): In "Moulismes Nature: Wildlife of the Brenne & southern Vienne". Retrieved from https://www.nick-ransdale.com/ac-milan-bug-graphosoma-italicum on 2025-08-23.
  4. . “”. , (参照 ).