基本情報

和名
キクイモ
分類
被子植物類 真正双子葉類 キク類 キク目 キク科 ヒマワリ (Helianthus) 属
英名
Jerusalem-artichoke, Sunroot, Sunchoke
学名
Helianthus tuberosus
状況
IUCN レッドリスト 2019-2[LC] Least Concern ver 3.1(絶滅のおそれなし), Pop. trend stable (個体数動向 安定) (参考1)

写真とメモ

最新の写真

水産試験場跡地、2019年9月22日お昼、晴れ

道端のキクイモの群落が満開になってました。まだ咲き始めた頃なのか花弁があまり落ちていない花が多かったようです。

水産試験場跡地、2019年9月22日お昼、晴れ

日のあたるキクイモの花は、ヒマワリのような雰囲気ですね。花弁の縦の筋が影になって綺麗です。花弁は12枚。

水産試験場跡地、2019年9月22日お昼、晴れ

キクイモの群落。



水産試験場跡地、2018年9月30日午前、くもり

水産試験場跡地で満開のキクイモが綺麗。

花びらは11枚見えます。キクイモは花の中央部が茶色くなる頃に花びらが落ちてしまうので、花びらのない花がたくさん見えます。

水産試験場跡地、2018年9月30日午前、くもり

横から花を見たところ。総苞をみると、3列に見えます。

水産試験場跡地、2018年9月30日午前、くもり

葉の様子。ごく浅い鋸歯あり。葉の付き方が対生か互生かはもっと茎が伸びないとわからないですね。

水産試験場跡地、2018年9月30日午前、くもり



東金町運動場方面、2013年10月6日朝、くもり

江戸川土手近くの草地に咲いていた花です。小さなヒマワリのような花が咲くキクイモ。夏の終わりから秋まできれいな花をたくさんつける種類です。ヒマワリ属に含まれる北米原産の外来種で、地下にできる塊茎を食べるために持ち込まれた種類で、塊茎はふつうのイモ類のような炭水化物のかたまりではなく、イヌリンを多く含む繊維質のかたまりとのこと(参考2)。英語名にあるように、アーティチョークに似た味なのだそうですが、アーティチョークの味を思い浮かべられない…。

東金町運動場方面、2013年10月6日朝、くもり

高さ1.5m~3mとされていますが、この株は小ぶりで1mぐらい、花びらも少ないようでした。キクイモとイヌキクイモというのがあるようなのですが、地上部では区別ができず、塊茎のでき方が違うだけ、というのと、現在ではイヌキクイモはキクイモの種内変異とする考え方が多いようなので(参考3-5)、区別しないでおきます、というかこのために引っこ抜くのはちょっと…。

他に、キクイモモドキという別種もあるのですが、そちらとの区別はたくさんあります。葉(縁の鋸歯がキクイモは浅い、キクイモモドキは鋭い)、葉の付き方(キクイモモドキは対生、キクイモは下のほうだけ対生で上のほうは互生)、花びら(キクイモは花の中央部が茶色になる頃に花びらが落ちる)、花床(花の中央部)の形(キクイモは半球形、キクイモモドキは円錐形)、総苞片(キクイモは3列、キクイモモドキは2列)などです(参考6,7)。キクイモモドキは塊茎ができないというもっとも重要な違いは引っこ抜かないとわからないのでパス。

東金町運動場方面、2013年10月6日朝、くもり

東金町運動場方面、2013年10月6日朝、くもり

総苞が短く3列に見えます。

東金町運動場方面、2013年10月6日朝、くもり

花びらが早くから落ちてしまった花。

東金町運動場方面、2013年10月6日朝、くもり

下の方の葉は対になっているように見えますが、上の方は対になっていません。



参考

  1. Rhodes, L. & Maxted, N. 2016. Helianthus tuberosus. The IUCN Red List of Threatened Species 2016: e.T20694364A20695376. http://dx.doi.org/10.2305/IUCN.UK.2016-3.RLTS.T20694364A20695376.en. Downloaded on 04 November 2018.
  2. キクイモ (2017年8月16日 06:49 UTC)-『ウィキペディア日本語版』http://ja.wikipedia.org/wiki/%E3%82%AD%E3%82%AF%E3%82%A4%E3%83%A2
  3. イヌキクイモ - 『松江の花図鑑』 http://matsue-hana.com/hana/inukikuimo.html
  4. キクイモ - 『植物雑学辞典 - 岡山理科大学 生物地球学部 生物地球学科 植物生態研究室(波田研)のホームページ』 http://had0.big.ous.ac.jp/plantsdic/angiospermae/dicotyledoneae/sympetalae/compositae/kikuimo/kikuimo.htm
  5. イヌキクイモについて - 『日本の野生植物検索表(植物検索研究会)』 http://syokubutukensaku.o.oo7.jp/topic05.html
  6. キクイモとキクイモモドキの違い - 『ichanが行く』 https://blogs.yahoo.co.jp/yokohamaiwao/15561057.html
  7. キクイモモドキ - 『デジタル植物写真集』http://plantidentifier.ec-net.jp/ss_kikuimomodoki.html
  8. - 『』