ヌルデ Chinese Sumac
基本情報
- 和名
- ヌルデ
- 分類
- 被子植物類 真正双子葉類 バラ類 ムクロジ目 ウルシ科 ヌルデ (Rhus) 属
- 英名
- Chinese Sumac
- 学名
- Rhus chinensis (syn. Rhus javanica var. chinensis)
- 状況
- IUCN レッドリスト 2019-2:[LC] Least Concern ver 3.1(絶滅のおそれなし), Pop. trend stable (個体数動向 安定) (参考1)
写真とメモ
水産試験場跡地のはずれの水路際に生えている木をみつけました。ヌルデの花は白いですが、花はほぼ終わりかけていて、花序の先の方に少し残っているだけでした。下の方から赤っぽい実が大きくなってきているところ。この実が熟すと鳥の好むエサになるとのこと。
ヌルデは日向を好む陽樹で、林ができるときに最初に生えるので先駆(パイオニア)植物と呼ばれる種類。ウルシの仲間で触るとかぶれる人もいます。ヌルデシロアブラムシ? ヌルデノオオミミフシアブラムシ? のつくるヌルデミミフシという虫こぶができるのが有名で、かつてはヌルデの虫こぶがタンニンを取るのに使われたそうです。紅葉もきれいなので、また見に来てみます。
小さい水路の向こう側に生えています。
ヌルデは、台湾から東南アジア、オーストラリア北部に分布する Rhus javanica という種類の変種 Rhus javanica var. chinensis とされていましたが、現在の国際的な分類では、 Rhus chinensis という別種として分けられているようです。もとの Rhus javanica は 属が変更されて Brucea javanica となっていました。
近寄れなかったのでアップの写真が撮れず。せめて円錐形の花序の形がわかる角度の写真を。
葉の拡大。羽状複葉で、葉軸に翼(またはヒレ)があるのが特徴。
参考
- Botanic Gardens Conservation International (BGCI) & IUCN SSC Global Tree Specialist Group 2018. Rhus chinensis. The IUCN Red List of Threatened Species 2018: e.T135819132A135819134. http://dx.doi.org/10.2305/IUCN.UK.2018-2.RLTS.T135819132A135819134.en. Downloaded on 14 October 2019.
- ヌルデ (2018年5月31日 07:31 UTC)-『ウィキペディア日本語版』https://ja.wikipedia.org/wiki/%E3%83%8C%E3%83%AB%E3%83%87
- ヌルデ(白膠木 ) - 『松江の花図鑑』 https://matsue-hana.com/hana/nurude.html
- 樹木シリーズ99 ヌルデ - 『あきた森づくり活動サポートセンター』 http://www.forest-akita.jp/data/2017-jumoku/99-nurude/nurude.html
- ウルシ属植物の区別点 - 『植物雑学辞典(岡山理科大学 波田研)』 http://had0.big.ous.ac.jp/plantsdic/angiospermae/dicotyledoneae/choripetalae/anacardiaceae/rhus.htm
- 樹木図鑑(ヌルデ) - 『木のぬくもり・森のぬくもり』 http://www.jugemusha.com/jumoku-zz-nurude.htm
- - 『』
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