基本情報

和名
ヌルデ
分類
被子植物類 真正双子葉類 バラ類 ムクロジ目 ウルシ科 ヌルデ (Rhus) 属
英名
Chinese Sumac
学名
Rhus chinensis (syn. Rhus javanica var. chinensis)
状況
IUCN レッドリスト 2019-2[LC] Least Concern ver 3.1(絶滅のおそれなし), Pop. trend stable (個体数動向 安定) (参考1)

写真とメモ

水産試験場跡地、2019年9月22日お昼、晴れ

水産試験場跡地のはずれの水路際に生えている木をみつけました。ヌルデの花は白いですが、花はほぼ終わりかけていて、花序の先の方に少し残っているだけでした。下の方から赤っぽい実が大きくなってきているところ。この実が熟すと鳥の好むエサになるとのこと。

ヌルデは日向を好む陽樹で、林ができるときに最初に生えるので先駆(パイオニア)植物と呼ばれる種類。ウルシの仲間で触るとかぶれる人もいます。ヌルデシロアブラムシ? ヌルデノオオミミフシアブラムシ? のつくるヌルデミミフシという虫こぶができるのが有名で、かつてはヌルデの虫こぶがタンニンを取るのに使われたそうです。紅葉もきれいなので、また見に来てみます。

水産試験場跡地、2019年9月22日お昼、晴れ

小さい水路の向こう側に生えています。

ヌルデは、台湾から東南アジア、オーストラリア北部に分布する Rhus javanica という種類の変種 Rhus javanica var. chinensis とされていましたが、現在の国際的な分類では、 Rhus chinensis という別種として分けられているようです。もとの Rhus javanica は 属が変更されて Brucea javanica となっていました。

水産試験場跡地、2019年9月22日お昼、晴れ

近寄れなかったのでアップの写真が撮れず。せめて円錐形の花序の形がわかる角度の写真を。

水産試験場跡地、2019年9月22日お昼、晴れ

葉の拡大。羽状複葉で、葉軸に翼(またはヒレ)があるのが特徴。



参考

  1. Botanic Gardens Conservation International (BGCI) & IUCN SSC Global Tree Specialist Group 2018. Rhus chinensis. The IUCN Red List of Threatened Species 2018: e.T135819132A135819134. http://dx.doi.org/10.2305/IUCN.UK.2018-2.RLTS.T135819132A135819134.en. Downloaded on 14 October 2019.
  2. ヌルデ (2018年5月31日 07:31 UTC)-『ウィキペディア日本語版』https://ja.wikipedia.org/wiki/%E3%83%8C%E3%83%AB%E3%83%87
  3. ヌルデ(白膠木 ) - 『松江の花図鑑』 https://matsue-hana.com/hana/nurude.html
  4. 樹木シリーズ99 ヌルデ - 『あきた森づくり活動サポートセンター』 http://www.forest-akita.jp/data/2017-jumoku/99-nurude/nurude.html
  5. ウルシ属植物の区別点 - 『植物雑学辞典(岡山理科大学 波田研)』 http://had0.big.ous.ac.jp/plantsdic/angiospermae/dicotyledoneae/choripetalae/anacardiaceae/rhus.htm
  6. 樹木図鑑(ヌルデ) - 『木のぬくもり・森のぬくもり』 http://www.jugemusha.com/jumoku-zz-nurude.htm
  7. - 『』