基本情報

和名
クロボキン類
分類
菌界 担子菌門 (キノコ類) クロボキン綱 クロボキン目 クロボキン科
英名
Smut Fungi
学名
Ustilaginaceae Gen, sp.
状況
時期
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写真とメモ

小合溜沿いの草地,2026年5月23日朝,くもり

緑色の初夏の草地に,見慣れないイネ科の赤黒い穂を見つけました.植物の種類は参考1のイヌビエの穂とよく似ていましたが,イヌビエは夏から秋にかけて穂が出て実ができる種類なので,時期が合わず,ぴったり該当する種類は見つかりません.拡大して写真を撮ってみたら,下の写真のようになっていました.

小合溜沿いの草地,2026年5月23日朝,くもり

小穂では外側の護頴が開いていますが,内部に花の構造が見えず,黒褐色のものがびっしり詰まっていました.表面がざらざらして粉っぽい感じ.これは正常ではなさそうということでイネ科の病気として探してみました.ムギやトウモロコシなど,イネ科の作物の病気で黒穂病というのが似ています.

黒穂病は黒穂菌(クロボキン)類が感染することで起きる病気で,なまぐさ黒穂病,裸黒穂病,堅黒穂病などの情報が見つかります(参考2-4).何種類もあるクロボキン菌の種類ごとに感染する植物の種類や引き起こす症状がいろいろあるようです.また,マコモに感染してマコモダケという状態をつくるのもクロボキン類で,イヌビエを含む雑草類にだけ感染するクロボキン類を使って雑草駆除に使う話題などもみつかりました.


小合溜沿いの草地,2026年6月7日朝,くもり

今回見つけたイネ科がなんの種類か不明だったので,葉の写真も撮ってみました.当初は近くに花穂はなかったのですが,2週間後に来たら感染していなさそうな穂も出ていました(下の写真).

小合溜沿いの草地,2026年6月7日朝,くもり

正常な花穂の形から,セイバンモロコシと判明しました.黒穂病では花穂の時期が早まるらしいこと,また,正常では小穂につながる花茎の枝が長く伸びていますが,それが伸びないようです.


参考

  1. 赤い穂のイネ科植物(大堀川防災調節池・3)(2015年10月06日). “妖精からの贈物”. http://blog.livedoor.jp/muku765/archives/1810783.html, (参照 ).
  2. ムギ類なまぐさ黒穂病(なまぐさくろほびょう). “病害虫・雑草の情報基地”(株式会社 全国農村教育協会). https://boujo.net/handbook/%E3%83%A0%E3%82%AE%E9%A1%9E%E3%81%AE%E7%97%85%E5%AE%B3%E8%99%AB/%E3%83%A0%E3%82%AE%E9%A1%9E%E3%81%AA%E3%81%BE%E3%81%90%E3%81%95%E9%BB%92%E7%A9%82%E7%97%85%E3%81%AA%E3%81%BE%E3%81%90%E3%81%95%E3%81%8F%E3%82%8D%E3%81%BB%E3%81%B3%E3%82%87%E3%81%86.html, (参照 ).
  3. 病害虫診断事例集:オオムギ 裸黒穂病. “石川県農林総合研究センター農業試験場”(石川県). https://www.pref.ishikawa.lg.jp/noken/noushi/sindanzirei/kensakuitiran/oomugihadakakuroho.html, (参照 ).
  4. オオムギ堅黒穂病(かたくろほびょう). “病害虫・雑草の情報基地”(株式会社 全国農村教育協会). https://boujo.net/handbook/%E3%83%A0%E3%82%AE%E9%A1%9E%E3%81%AE%E7%97%85%E5%AE%B3%E8%99%AB/%E3%82%AA%E3%82%AA%E3%83%A0%E3%82%AE%E5%A0%85%E9%BB%92%E7%A9%82%E7%97%85%E3%81%8B%E3%81%9F%E3%81%8F%E3%82%8D%E3%81%BB%E3%81%B3%E3%82%87%E3%81%86.html, (参照 ).
  5. . “”. , (参照 ).