基本情報

和名
エグリトラカミキリ
分類
節足動物門 昆虫綱 コウチュウ目 カミキリムシ科 カミキリ亜科 クロトラカミキリ属 (Chlorophorus)
英名
Spined-winged Tiger Longhorn Beetle
学名
Chlorophorus japonicus
状況

写真とメモ

小合溜沿いの草地,2023年5月4日午前,晴れ

先週ノイバラに来ていたエグリトラカミキリをまた見ることができました.前回と印象がちょっと違うのは,前回は体色が銀灰色と黒の縞模様でしたが,今回は地色が銀灰色ではなくて金色がかっていることです.先日よりも直射日光が強い日だったので光の条件が違うからか,個体によって体色が違うのか,それとも背中に花粉がついているからなのか.

小合溜沿いの草地,2023年5月4日午前,晴れ

この個体も金色系の地色です.前翅のなかで胸部に近いほうが金色,後端のほうが銀色っぽく見えます.個体差でしょうか.

小合溜沿いの草地,2023年5月4日午前,晴れ

他の種類のトラカミキリが混じっていないかと翅端の突起を確認してみますが,見つけたのはすべてエグリトラカミキリでした.

小合溜沿いの草地,2023年5月4日午前,晴れ


小合溜沿いの草地,2023年4月29日午前,晴れ

満開のノイバラの花にたくさんの虫が来ていました.コアオハナムグリやハナアブ類,ハナバチ類が多い中,園内では珍しくカミキリムシがいました.トラカミキリ類は自分は園内では初見です.トラカミキリ類では一番よくいるエグリトラカミキリ.翅端がえぐれたようになっていて,左右にトゲがあるのが特徴です.体色は青みがかったグレーに黒い帯のめだつ種類です.日本の他,千島からインドシナ半島まで分布する種類とのこと(参考3).

小合溜沿いの草地,2023年4月29日午前,晴れ

幼虫はいろいろな広葉樹の枯木を食べるとのことですが,参考4にはヌルデフジ,ブドウなどとありました.どれも園内にあります.ブドウはノブドウですが.

小合溜沿いの草地,2023年4月29日午前,晴れ



参考

  1. Chlorophorus japonicus (Chevrolat, 1863) in GBIF Secretariat (2022). GBIF Backbone Taxonomy. Checklist dataset https://doi.org/10.15468/39omei accessed via https://www.gbif.org/species/1111974 on 2023-05-03.
  2. エグリトラカミキリ(刳虎天牛). “自然観察雑記帳”. https://naturalism-2003.com/kansatsu/animal/insect/koucyu_coleoptera/k_hamushi_/eguritorakamikiri.html, (参照 2023-05-03).
  3. 虫たちの素顔 エグリトラカミキリ. “倉敷昆虫同好会”. https://www.shigei.or.jp/kurakon/sugao_eguritorakamikiri01.htm, (参照 2023-05-03).
  4. エグリトラカミキリ. “しぜん図鑑 しずおかみんなの「しぜんたんけんてちょう」(静岡県)”. https://www.shizutan.jp/zukan/k_0420.html, (参照 2023-05-03).
  5. . “”. , (参照 ).