写真とメモ

水産試験場跡地,2023年4月29日午前,晴れ

池の水面を覆っている緑色の層.抹茶の粉を厚くまぶしたような見た目で,その上に水滴状の丸いのもたくさん浮いています.この池全体が緑色になっていて,それが強い風に吹き寄せられたところで上の写真のようになっています.

水産試験場跡地,2023年4月29日午前,晴れ

アオコは,主にラン藻類が水中に増殖して水中や水面が不透明な緑色になってしまうものですが,真夏に起こるものと思っていましたが,こんな季節から見られるのですね.ラン藻類の増殖速度はあまり速くないようですが,窒素やリンなどが増えて富栄養化した水が同じ場所に滞留していると,こうなってしまうそうです.この池には水草などが入っていないので富栄養化の影響が出やすいのかもしれません.ラン藻は硫化物を出すのでくさいですし,その水にふれる生き物に害が出ることもあるようです.できればアオコは出したくないのでしょうが,水元公園の水は川の水が「かけ流し」になっているわけではなく,循環させて繰り返し使っているので,動植物の多い小合溜の水が富栄養化するのはシステム上避けられない問題なのでしょう.

水産試験場跡地,2023年4月29日午前,晴れ

風上の方では膜状に水面を覆っています.この池はフェンスで囲まれていて近づけないので触ってみることができないのが残念.アオコをつくるラン藻類にはいろいろな種類があるようで,顕微鏡での確認が必要.

水産試験場跡地,2023年4月29日午前,晴れ

吹き寄せられて,アオコの層がしわになって見えるところ.

水産試験場跡地,2023年4月29日午前,晴れ

参考1によると,アオコのもとになるラン藻類には,細胞にガス胞という空気を貯めるところがあるので,水に浮くようになっているようです.種類によってはガス胞のサイズを変えることで,水に浮いたり,水中に沈んだりをコントロールできるものもあるとか.午前中には水面が抹茶状態なのが午後には水面からは消えて水中に沈むため,緑色に濁った水として見える場合もあるとのこと.次は午後に来てみます.



参考

  1. 中野,田中 監修:アオコってなに? (PDF) -ラン藻の大発生についてもっと知るために-.京都大学生態学研究センター .2012年. https://www.env.go.jp/policy/kenkyu/suishin/gaiyou/pdf/aokobook120606.pdf.
  2. . “”. , (参照 ).