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内溜(こあゆの小路),2023年4月23日午前,くもり

先日みつけたサクラの葉の虫こぶをまたいくつか開けてみました.前回は黒褐色のアブラムシが1頭だけ入っていましたが,今回は,上の写真のように黒いの1頭の他にオレンジ色のが何頭かいるもの,下の写真のように黒いのはおらずオレンジ色のだけが大量にいるものなどをみつけました.

内溜(こあゆの小路),2023年4月23日午前,くもり

1頭しかいない黒いのが幹母で,卵を産んで繁殖する個体とのことなので,それで増えたのがオレンジ色の世代なのかと思います.オレンジ色のは大きいのから小さいものまでいろいろいました.



基本情報

和名
ヒガンザクラコブアブラムシ
分類
節足動物門 昆虫綱 カメムシ目 アブラムシ亜目 アブラムシ科 Tuberocephalus
英名
(in Jpn.) Higanzakura-kobu-aburamushi; A Species of Black Cherry Aphids
学名
Tuberocephalus higansakurae
状況

写真とメモ

内溜(こあゆの小路),2023年4月9日午前,晴れ

道ばたのサクラの木では,緑の葉がもうすっかり広がっていました.葉の中に,縁にピンクのイモムシがついたようになっているところがあり撮影してみました.葉の縁が丸く筒状になった虫こぶです.色は赤いのもあれば,下の写真のようにあまり赤くなく,黄緑色をしているのもあります.

内溜(こあゆの小路),2023年4月9日午前,晴れ

サクラの葉にできる虫こぶについて調べてみたところ,何種類かあるようで,葉の縁がこのようになるのはサクラハベリフクロフシと呼ばれています.意味は,「桜・葉のヘリ・袋状のふし」ですね.袋状というのは下の写真で葉を裏から見た写真でわかります.桜の葉にはこの他に,葉の葉脈に沿ってふくれるサクラハトサカフシ,葉の縁がサクラハチヂミフシというのもあって,それぞれ別のアブラムシによってできるとのこと.サクラハベリフクロフシをつくるのは,サクラの種類によって,ヒガンサクラコブアブラムシ(ヒガンザクラの系統のサクラにつく)やミザクラコブアブラムシ(サクランボがなるミザクラの系統のサクラにつく)が知られているようです.

内溜(こあゆの小路),2023年4月9日午前,晴れ

虫こぶを葉の裏から見たところ.葉の縁が膨らんでいるわけではなく,葉の裏のほうに丸まっているだけで,中が空洞になっているようです.虫こぶを開いて中を見てみました.

内溜(こあゆの小路),2023年4月9日午前,晴れ

中を開けてみたら,黒褐色のまるまると太ったアブラムシが1頭だけいました.「幹母」と呼ばれる無翅虫らしく,これがたくさん卵を産んで次の世代がこの虫こぶ内でたくさん育つようです.



参考

  1. 宗林:アブラムシ類の見分け方(10) 緑化樹木のアブラムシ類(1).植物防疫, 57(7), 337-341. 2003. http://jppa.or.jp/archive/pdf/57_07_33.pdf.
  2. Tuberocephalus sp. “東京23区内の虫 2”. http://tokyoinsects2.blog.fc2.com/blog-entry-701.html, (参照 2023-04-22).
  3. . “”. , (参照 ).