シロスジヒゲナガハナバチ Shirosuji-higenaga-hanabachi Long-horned Bee
最新の写真
触角の長いヒゲナガハナバチのオスを見つけたので,翅脈で種類を確認.これまで見つけたのはすべてシロスジヒゲナガハナバチのみ,ニッポンヒゲナガハナバチがまじっているのかどうか.今回の2個体も,前翅の翅脈の肘室が2つに分かれているシロスジヒゲナガハナバチでした.
基本情報
- 和名
- シロスジヒゲナガハナバチ
- 分類
- 節足動物門 昆虫綱 ハチ目 ミツバチ科 ヒゲナガハナバチ族 ヒゲナガハナバチ属 (Eucera)
- 英名
- (in Jpn.) Shirosuji-higenaga-hanabachi; a species of Long-horned Bees
- 学名
- Eucera spurcatipes
- 状況
写真とメモ
一面のタンポポ満開の草地にヒゲナガハナバチがたくさん来ていました.以前撮影したのはシロスジヒゲナガハナバチのオスでしたが,近縁種で翅脈で区別できるニッポンヒゲナガハナバチというのがいるそうなので,果たしてこれらが混在しているのかどうかを確認してみたくて,その場にいた10頭ぐらいを片っ端から撮影してみました.
そしてもう1つ,長い触角を持っているのはオスだけでメスの触角は短いとのことで,メスも探してみました.上の写真がその触角の短いメスらしき個体です.1頭だけ見つけました.
帰ってから,写真を拡大して翅脈をチェックしてみたところ,その場に来ていたのはすべてシロスジヒゲナガハナバチだけで,ニッポンヒゲナガハナバチは含まれていませんでした.
気になったのは,胸部の毛の色が灰色の個体と茶色く見える個体がまじっていたことです.他の特徴はどちらもシロスジヒゲナガハナバチです.ネット上のシロスジヒゲナガハナバチの写真にも毛の色調の違うのが混在しています.
太くて長い触角が印象的なハナバチ類です.池の畔の植物で何頭か止まっていました.触角の長いハナバチの種類を調べると, ヒゲナガハナバチというグループがありました.日本産は3種類.これはそのうちシロスジヒゲナガハナバチとわかりました.ヒゲナガなのは, オスだけでメスは触角が短いので, これはオス.
日本産の3種類のうち, 春に出る2種類は, 前翅の翅脈で区別します.詳細は参考1,2にありますが, 肘室という部分が2つに区切られているのが上の写真のシロスジヒゲナガハナバチ, 3つに区切られているのがニッポンヒゲナガハナバチという種類です.
参考
- ニッポンヒゲナガハナバチ. “虫ナビ”. http://mushinavi.com/navi-insect/data-hati_higenagahana_nippon.htm, (参照 2023-05-17).
- シロスジヒゲナガハナバチ. “平群庵昆虫写真館”. http://www.hegurinosato.sakura.ne.jp/2bangura/vi_hachi/shirosujihigenagahanabachi.htm, (参照 2023-05-17).
- . “”. , (参照 ).
コメント
0 件のコメント :
コメントを投稿