ヒレンジャク Japanese Waxwing
基本情報
- 和名
- ヒレンジャク
- 分類
- 鳥綱 スズメ目 レンジャク科 レンジャク属 (Bombycilla)
- 英名
- Japanese Waxwing
- 学名
- Bombycilla japonica (Siebold, 1824)
- 状況
- IUCN レッドリスト 2025-2 :[NT] Near Threatened (準絶滅危惧) C1+2a(ii) ver 3.1, Pop. trend decreasing (個体数減少傾向) (参考1)
- 時期
月 1 2 3 4 5 6 7 8 9 10 11 12 1
写真とメモ
園内でヒレンジャク,キレンジャクを観察したことはありましたが,撮影できたのは初です.きれいな模様の鳥ですね.この日より少し前から,数頭のヒレンジャクの小群が園内に留まっていたようで,この日も1頭のヒレンジャクを見られました.観察できた時間の大部分は,小合溜沿いのシダレヤナギの枝に止まり,ヤナギの花芽を食べていましたが,そこから付近の木に飛んできて,地面に降りたりしていました.
ヒレンジャクとキレンジャクのわかりやすい区別は尾の先の色で,赤いのはヒレンジャク,黄色いのがキレンジャク,他にも模様の違いで区別できるポイントがいくつもあるようです.後ろに伸びた冠羽が特徴的ですが,頭部の模様が歌舞伎の隈取とファッションモデルのメークを足したような派手さなのも印象的.
シダレヤナギの枝に止まっているところ.強風の日で,風になびく枝で揺られています.
キレンジャクがユーラシア大陸,北アメリカ大陸に広く分布するのに対して,ヒレンジャクは東アジアからシベリアだけに分布.ヒレンジャクだけIUCNのレッドリストで準絶滅危惧に指定されていました.どちらも日本では冬鳥です.大きな集団を作ることがあるので「連雀」の名前があり,主食の木の実を求めて南下するとのこと.とくに春先,北方に帰る途中に日本各地に立ち寄るときに見られるようです.この公園では毎年ではないようですが,観察される年は多いようです.この冬は各地でヒレンジャクがよく観察されているようです.
膨らんできたヤナギの花芽を食べているとのことで,体を伸ばして芽を摘んでいるところ.一般にはヒレンジャクはヤドリギの実を食べるので有名らしいですが,園内ではヤドリギは見たことがありません.
花芽を口にくわえているところです.
尾の下面が見えますが,下尾筒の色は成鳥だと赤く,オレンジ色は若鳥とのこと.のどが黒く見えるのですが,のどの黒い部分の下部の輪郭がくっきりしていればオス,ぼやけていればメスとのことですが,この鳥の黒色部の輪郭はくっきりしているといえるのか,比べてみないとちょっと不明です.
このとき自分は,クワの木に隠れてヒレンジャクを見ていたのですが,自分のいた木にヒレンジャクが偶然飛んできて止まり,至近距離から睨まれたところです.この同じ鳥はヘラブナ釣りの人の竿に止まったりもしていました.人間に対してあまり警戒心が強くないのでしょうか.近くに止まってくれると,自分のカメラでもきれいに撮影できました.
オスメスの区別点は喉の黒い部分の輪郭以外にもあり,文献にあるオスメスの区別点がネット上でも紹介されているのですが,内容が一定していません.そのひとつとして,風切羽の先端の白い部分の形と,そこに赤い部分があるかどうかというのが紹介されています(参考2).白い部分が羽の両側にあってU字型になっているのがオス,片側だけがメス,赤い部分があるのがオス,白いのがメスという基準です.一方,別の文献に由来する情報では白い部分が両側か片側かは成鳥か若鳥かで違う,赤いかどうかは個体差というのもあったりしますので,判断はちょっと保留.
体を丸めるとかわいいですが,首を伸ばして冠羽が立つと凛々しくなります.
参考
- BirdLife International. 2018. Bombycilla japonica. The IUCN Red List of Threatened Species 2018: e.T22708150A131946490. https://dx.doi.org/10.2305/IUCN.UK.2018-2.RLTS.T22708150A131946490.en. Accessed on 08 March 2026.
- ヒレンジャクの雄成鳥、雌成鳥、第一回冬羽について. “花鳥いろいろ(四季の野鳥たちとの出会い)のブログ”. https://plaza.rakuten.co.jp/kachoiroiro/diary/202603100000/, (参照 2026-03-10).
- . “”. , (参照 ).








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