基本情報

和名
ゴマギ,ゴマキ
分類
被子植物類 真正双子葉類 キク類 キキョウ群 マツムシソウ目 ガマズミ科 ガマズミ属 (Viburnum)
英名
Siebolds Arrowwood, Siebold's Viburnum
学名
Viburnum sieboldii
状況
東京都レッドリスト(本土部)2020年版 東京都区部における区分:[EX] 絶滅,東京都本土部全体における区分:[EN] 絶滅危惧 IB 類 (参考1)
埼玉県レッドデータブック2011 植物編 [NT] 準絶滅危惧 加須・中川低地における分布状況:- (参考2)

写真とメモ

水産試験場跡地,2023年8月11日午前,くもり

再現池の水際にあったサンゴジュの実とちょっと似た感じの赤い実がたくさんなっている木.ゴマギの名札あり.ゴマギはサンゴジュと同じくガマズミ属で,参考6には日本固有種とありました.関東以西の太平洋側に分布し,東京と埼玉のレッドリストに掲載されています.東京都区部では「絶滅」カテゴリー.東北から日本海側にはこの変種が分布.参考3では,日本以外に米国東部に広く分布している様子がわかります.侵略的外来種にはなっていません.春に白い花が咲いて夏に赤い実ができるきれいな木なので,好んで植えられているということでしょうか.ゴマのような香りがするからこの名があり,護摩を焚くのとは無関係.

水産試験場跡地,2023年8月11日午前,くもり

実の拡大.実は明るい赤色で,実を支えている花柄?も真っ赤.サンゴジュの実はもっと球に近いですが,こちらは少し楕円形の実ですね.この後,だんだん黒く熟すとのこと.

水産試験場跡地,2023年8月11日午前,くもり

樹皮はざらざら.高木になるとのことですが,この場所は水際で不安定なので,高くならないように剪定されているっぽい.

水産試験場跡地,2023年8月11日午前,くもり

葉は薄くて支脈がきれいに見えます.鋸歯あり.

水産試験場跡地,2023年8月11日午前,くもり

葉の裏には支脈をつなぐようにしわ?脈絡?があります.



参考

  1. レッドデータブック. “東京都環境局”. https://www.kankyo.metro.tokyo.lg.jp/nature/animals_plants/red_data_book/.
  2. 希少野生生物(レッドデータブック・・・). “埼玉県”. https://www.pref.saitama.lg.jp/a0508/red/.
  3. GBIF Secretariat: GBIF Backbone Taxonomy. https://doi.org/10.15468/39omei Accessed via https://www.gbif.org/species/2888597 on 2023-08-13.
  4. ゴマギ. “松江の花図鑑”. https://matsue-hana.com/hana/hirohagomagi.html, (参照 2023-08-13).
  5. ゴマギ. “庭木図鑑 植木ペディア”. https://www.uekipedia.jp/%E8%90%BD%E8%91%89%E5%BA%83%E8%91%89%E6%A8%B9-%E3%82%AB%E8%A1%8C/%E3%82%B4%E3%83%9E%E3%82%AE/, (参照 2023-08-13).
  6. “ゴマギ”. ウィキペディア日本語版. 2022-10-01. https://ja.wikipedia.org/wiki/%E3%82%B4%E3%83%9E%E3%82%AE, (参照 2023-08-13).
  7. . “”. , (参照 ).