基本情報

和名
モミジウロコタケ
分類
菌界 担子菌門 (キノコ類) ハラタケ綱 ベニタケ目 ウロコタケ科 カタウロコタケ属 (Xylobolus)
英名
(in Jpn.) Momiji-urokotake; A Spieces of Crust Fungi
学名
Xylobolus spectabilis, syn. Stereum spectabile
状況

写真とメモ

園内の林,2021年10月3日午後,晴れ

林内の道端にあった切り株を赤褐色の硬質菌が覆っていました.革質のかさは半背着生で表面は繊維状で環紋ありですが,カワラタケなどとは違って,スエヒロタケのように激しく波打っています.カサの裏面には目立ったヒダや管孔はないので,全体のイメージは園内でたまに見つけるヤケイロタケに近い感じかなとその場では感じましたが,帰って調べて最終的に一番近かったのは,ベニタケ目ウロコタケ科のモミジウロコタケという種類でした.同じウロコタケ科にはチャウロコタケも含まれます.カワラタケやヤケイロタケなどの硬質菌がたくさん含まれているタマチョレイタケ目とは別グループ.いろいろなグループに似たいようなキノコがあるので難しいですね.

園内の林,2021年10月3日午後,晴れ

モミジウロコタケは普通種で,日本や中国,朝鮮からフィリピン,オーストラリアなどまで分布している種類.以前はチャウロコタケと同じキウロコタケ属でしたが,分類が見直されて別のカタウロコタケ属になったとのこと.

園内の林,2021年10月3日午後,晴れ

右が表面,左がカサの裏面です.

園内の林,2021年10月3日午後,晴れ



参考

  1. モミジウロコタケ. “三河の植物観察”. (参照 2021-12-21) https://mikawanoyasou.org/kinoko/momijiurokotake.htm.
  2. モミジウロコタケ. “自然観察雑記帳”. (参照 2021-12-21) http://naturalism-2003.com/kansatsu/fungi/momijiurokotake/momijiurokotake.html.
  3. . “”. (参照 ) .