基本情報

和名
ローズマリー,マンネンロウ
分類
被子植物類 真正双子葉類 キク類 シソ目 シソ科 アキギリ属 (Salvia)
英名
Rosemary
学名
Salvia rosmarinus, syn. Rosmarinus officinalis
状況
IUCN レッドリスト 2021-3[LC] Least Concern ver 3.1(絶滅のおそれなし), Pop. trend stable (個体数動向 安定),Scope of assessment: Europe(評価対象地:ヨーロッパ) (参考1)

写真とメモ

かわせみの里,2021年9月26日午前,くもり

かわせみの里の花壇で薄紫色のシソ科っぽい花がたくさん咲いていました.「ローズマリー」の看板あり.ローズマリーといえばよく名前を聞くハーブですね.においの強い肉や魚のにおい消しや,逆に淡白なものへの香り付けとして使うとのことですが,残念ながら自分でハーブを使った料理をしたことがなくて使い方や効果を意識したこともありません.ハーブとして使うのは葉のほうですね.ローズマリーは地中海地方の原産ですが,古くから栽培されて多数の品種があり,日本にも江戸時代には中国経由で入ってきて,マンネンロウの和名もついています.

ローズマリーの分類は,かつてはローズマリー属(マンネンロウ属)でしたが,サルビアやセージなどが含まれるアキギリ属(サルビア属)に移されたようです.日本産ではミゾコウジュなども含まれます.

かわせみの里,2021年9月26日午前,くもり

原種のローズマリーは幹のある低木で高さ1~2mほどですが,ここのは高さ50cm?かそこらだったでしょうか.参考3によると,たくさんある品種には,原種と同じく立性のものと,匍匐(ほふく)性のもの,半匍匐性のものなどがあるそうです.写真のは幹があったように記憶していますので,立性の品種? 開花期は長く,花は秋から春にかけて咲き,品種によっては夏に咲くのもあるようです.

かわせみの里,2021年9月26日午前,くもり

花の拡大.写真では右側の2枚が上唇,左の3枚が下唇で,雄しべが2本,雌しべが1本.右側に見えているガクだけの残っているのも2唇形.

かわせみの里,2021年9月26日午前,くもり

ローズマリーのハーブは,よく成長する春から茎と葉をいっしょに収穫して使うとのこと.



参考

  1. Khela, S. 2013. Salvia rosmarinus. The IUCN Red List of Threatened Species 2013: e.T203257A2762622. Retrieved from https://www.iucnredlist.org/species/203257/2762622. Accessed on 12 December 2021.
  2. “ローズマリー”. ウィキペディア日本語版. 2021-12-03. https://ja.wikipedia.org/wiki/%E3%83%AD%E3%83%BC%E3%82%BA%E3%83%9E%E3%83%AA%E3%83%BC, (参照 2021-12-12).
  3. ローズマリーとは - 育て方図鑑. “みんなの趣味の園芸 NHK出版”. (参照 2021-12-12) https://www.shuminoengei.jp/m-pc/a-page_p_detail/target_plant_code-559.
  4. マンネンロウ. “松江の花図鑑”. (参照 2021-12-12) https://matsue-hana.com/hana/mannenrou.html.
  5. マンネンロウ. “三河の植物観察”. (参照 2021-12-12) https://mikawanoyasou.org/data/mannenrou.htm.
  6. . “”. (参照 ) .