アミメアナタケ類 Ceriporia sp.
基本情報
- 和名
- アミメアナタケ類
- 分類
- 菌界 担子菌門 (キノコ類) ハラタケ綱 タマチョレイタケ目 マクカワタケ科 アミメアナタケ属 (Ceriporia)
- 英名
- unidentified Species of Ceriporia Crust Fungi
- 学名
- Ceriporia sp.
- 状況
写真とメモ
林の中のウッドチップ置き場の近くにあった朽木ですが,表面が白っぽい菌類に覆われていて,通りかかるたびに次第に広がっているのがわかりました.最初は白っぽかったのですが,次第に黄土色になってきました.種類がわかるかもと写真を撮ってきましたが,なかなか難しいようです.
参考1に,全背着生で管孔のある菌類の一覧がありました.今回のキノコに似ているのは管孔が浅い アミメアナタケ属(Ceriporia,ケリポリア属)です.この属は世界で50種類ぐらいいるようですが(参考2),参考1にも日本に分布していても和名のついていない種類,日本に分布しているかわからない種類などが上げられています.このリストでは Ceriporia lacerata,Ceriporia spissa,Ceriporia viridansなど,みなよく似ていますがちょっとずつ違う点があり,逆に決め手もありません.この属の不明種としておきます.
近くから見ると,菌体はやや盛り上がっていて表面は均一でなめらかな印象.周縁部は繊維状で白いのでコントラストがついています.
ちょっと拡大.小さな管孔がびっしりならんでいます.色はこのあたりでは管孔の周囲が白っぽく見えます.
周辺部の拡大.管口は丸から多角形で,壁は厚みがあります.
黄土色の部分の拡大.このあたりは管口が斜めになっているのか穴が長円形に見えたり,迷路状につながって見えるところもあります.管口の大きさは4~6コ/mm というところでしょうか.
参考
- ウスキアナタケ. “三河の植物観察”. (参照 2021-12-27) https://mikawanoyasou.org/kinoko/usukianatake.htm.
- Ceriporia. Wikipedia, The Free Encyclopedia. November 25, 2021, 02:49 UTC. Available at: https://en.wikipedia.org/wiki/Ceriporia. Accessed December 30, 2021.
- . “”. (参照 ) .
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