基本情報

和名
サケツバタケ
分類
菌界 担子菌門 (キノコ類) ハラタケ綱 ハラタケ目 モエギタケ科 モエギタケ属 (Stropharia)
英名
Wine-cap, Burgundy-cap, Wine-cap Stropharia, Wine Roundhead
学名
Stropharia rugosoannulata
状況

写真とメモ

小合溜沿いの草地,2021年4月18日午前,晴れ

ウッドチップが敷き詰められた道端の草地で,多数の巨大なキノコが群生していました.園内で初めて見る種類です.上の写真はその最大のもので,カサの直径が25cmほど.育って広がりきったカサが裂けてきています.赤褐色で大きなどら焼のよう.

調べてみたら,公園などのウッドチップでは定番のキノコで,サケツバタケという種類でした.名前の由来は,この角度からは見えませんが,ツバが裂けていることから.そしてなんとこの巨大さで食菌とか.食べ甲斐がありそうです.

小合溜沿いの草地,2021年4月18日午前,晴れ

こちらはもう少し若いキノコで,黒褐色のカサにはツヤがあって周囲がまだ丸まっています.直径はそれでも10cmほど.

小合溜沿いの草地,2021年4月18日午前,晴れ

横から見たところ.太い柄,厚みのあるカサ,灰色で密なヒダ.

小合溜沿いの草地,2021年4月18日午前,晴れ

上が1本抜いてみたところ.ずっしりと重いキノコでした.ヒダは灰色で,整然と密に並んでいる様子がきれい.よく見ると黒いもやもやがついていて,胞子が黒いように見えます.柄の上部にはツバがあり,確かに放射状に裂けてはいますが,これを本に名前をつけるほど特徴的なのでしょうか.柄の色は,ツバより上は白色,ツバより下はクリーム色.

小合溜沿いの草地,2021年4月18日午前,晴れ

ツバの上面が黒くなっているのは胞子が降り注いだからのようです.

小合溜沿いの草地,2021年4月18日午前,晴れ

内部は白くて,カサが肉厚ですね.食菌だと知ると美味しそうに感じます.ヒダの付き方は上生でしょうか.柄は繊維状で中実.



参考

  1. “サケツバタケ”. ウィキペディア日本語版. 2017-10-09. https://ja.wikipedia.org/wiki/%E3%82%B5%E3%82%B1%E3%83%84%E3%83%90%E3%82%BF%E3%82%B1, (参照 2021-06-16).
  2. 阿部 実:サケツバタケの自然栽培. “林業研究最前線(秋田県森林技術センター)”. (参照 2021-06-16) http://www.foresternet.jp/files/0001/0684/%E7%A7%8B%E7%94%B0%E6%9C%80%E5%89%8D%E7%B7%9A%EF%BC%91%EF%BC%90.pdf.
  3. サケツバタケ. “きのこ図鑑・撮れたてドットコム”. (参照 2021-06-16) http://mushroomsindex.com/result0083.htm.
  4. . “”. (参照 ) .