基本情報

和名
ヘラオオバコ
分類
被子植物類 真正双子葉類 キク類 シソ目 オオバコ科 タシロマメ亜科 オオバコ連 オオバコ属 (Plantago)
英名
Ribwort Plantain, Narrow-leaf Plantain
学名
Plantago lanceolata L.
状況
IUCN レッドリスト 2025-1[LC] Least Concern (絶滅のおそれなし) ver 3.1, Pop. trend stable (個体数動向 安定),Scope of Assessment Europe(調査対象地 ヨーロッパ) (参考1)
時期
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写真とメモ

最新の写真

花菖蒲園,2021年4月25日昼,晴れ

花菖蒲園の近くの草地で.よく育ったヘラオオバコの花が咲き始めたところ.白い花の下はもう終わった花,上がつぼみです.

花菖蒲園,2021年4月25日昼,晴れ

以前からこの場所には生えていたと思いますが,今年は菖蒲田の周囲にはそこら中にヘラオオバコが咲いていて,年々増殖しているように感じます.ヘラオオバコはかつて環境省の要注意外来種には含まれていましたが,生態系被害防止外来種の指定からはずれています(参考2).このことから考えて,ヘラオオバコは全国的には増えすぎて困っているようなことはないということなのかと思いますが,この場所に関して言うと,着々と侵略されつつあるように感じます.この環境にマッチしたのでしょうか.

花菖蒲園,2021年4月25日昼,晴れ

ヘラオオバコの株にはたくさんの葉が茂っています.


みさと公園,2013年5月5日午後,晴れ

みさと公園の小合溜沿いの草地に生えていたもの.花がちょうど真ん中あたりまで咲いたところのようです.主に在来種に対する脅威と,畑の雑草としての影響から,要注意外来種に指定されていますしたが,それを引き継いだ生態系被害防止外来種の指定からははずれました(参考2).

みさと公園,2013年5月5日午後,晴れ

ふつうのオオバコは,固い地面に生えている背の低い草で,踏まれても踏まれてもたくましく… という印象の草ですが,ヘラオオバコは背丈が高く堂々としていて,生い茂った草地でもまわりを押しのけて育ちそう.さらに,3~4cmの根茎だけ残された状態からまた生えるという脅威の再生力をもっているそうです.


その他の観察記録(写真未掲載)

  • 2025年5月3日朝,晴れ,圃場の草地


参考

  1. Khela, S. 2012. Plantago lanceolata. The IUCN Red List of Threatened Species 2012: e.T203388A2764827. Downloaded on 26 June 2021 from https://www.iucnredlist.org/species/203388/2764827.
  2. 生態系被害防止外来種リスト.“日本の外来種対策”(環境省 自然環境局). https://www.env.go.jp/nature/intro/2outline/iaslist.html.
  3. . “”. (参照 ) .