基本情報

和名
タブノキ
分類
被子植物類 モクレン類 クスノキ目 クスノキ科 タブノキ属 (Machilus)
英名
Red Machilus, Large-Leaved Machilus, Huge Bay Tree
学名
Machilus thunbergii
状況
IUCN レッドリスト 2021-1[LC] Least Concern ver 3.1(絶滅のおそれなし), Pop. trend stable (個体数動向 安定) (参考1)

写真とメモ

最新の写真

圃場,2021年4月18日午前,晴れ

圃場の日陰のタブノキで花が開いていました.中央にある白いのが雌しべで,その周囲の黄色いのが雄しべの葯.花の開きたては雌しべだけが長く,花が開いた後で雄しべが伸び始めるとのこと(参考5).

圃場,2021年4月18日午前,晴れ

まだ最初の花が咲き始めたばかりです.



サービスセンター前,2021年4月11日午前,晴れ

サービスセンター付近の疎林で.看板のあるタブノキで花芽からつぼみが伸び始めていました.早いつぼみは開き始めています.この場所は日当たりが良いので花は早いのかも.

サービスセンター前,2021年4月11日午前,晴れ

花芽を包むような赤褐色の葉があってこれも一緒に伸び始めています.

サービスセンター前,2021年4月11日午前,晴れ

たくさんのつぼみが見える遠景.

サービスセンター前,2021年4月11日午前,晴れ

縦じわの多い樹皮.



グリーンプラザ付近、2018年6月10日朝、くもり

グリーンプラザ前の大木に、大きめの緑の実がたくさん付いていました。実のついた枝は赤くて目立ちます。調べてみたら、タブノキの実でした。タブノキは日本では本州以南の温暖地域に分布する常緑樹で、中国、朝鮮、台湾、フィリピンまで。

タブノキは、アボカドと同じクスノキ科で、タブノキの実はアボカドのような味がするというのを検証したサイトが参考3。これを読む限り、あまり美味しくはなさそうですね。熟すと紫色になる実で、鳥はよく食べるとのこと。熟したところをぜひ一度味わってみたいです。

グリーンプラザ付近、2018年6月10日朝、くもり

タブノキの樹形。20~30mの大木になるとのこと。この木はグリーンプラザの入口付近の木なのですが、タブノキだったのですね。

グリーンプラザ付近、2018年6月10日朝、くもり

幹の樹皮。タブノキの英語名を調べたら、いろいろな呼び名の中に、Makko というのが出てきてなんの意味だろうと思ったら、「抹香」のことでした。抹香とはお焼香のときにも使う粉末状のお香のことですが、現在はシキミの樹皮と葉を乾燥して作るそうです。かつては、タブノキの葉や樹皮も抹香の原料に加えられることもあったようです(参考4)。



参考

  1. Liu, B., Liu, H., Botanic Gardens Conservation International (BGCI) & IUCN SSC Global Tree Specialist Group. 2019. Machilus thunbergii. The IUCN Red List of Threatened Species 2019: e.T147638804A147638806. https://dx.doi.org/10.2305/IUCN.UK.2019-2.RLTS.T147638804A147638806.en. Downloaded on 13 June 2021.
  2. “タブノキ”. ウィキペディア日本語版. 2021-02-04. https://ja.wikipedia.org/wiki/%E3%82%BF%E3%83%96%E3%83%8E%E3%82%AD, (参照 2021-06-13).
  3. ジャパニーズアボカドと噂のタブノキの実を食べた.“野食ハンマープライス”. https://www.outdoorfoodgathering.jp/outdoorfood/tabunoki/.
  4. 一之江抹香亭(一之江境川親水公園).“江戸川区”. https://www.city.edogawa.tokyo.jp/e066/kuseijoho/gaiyo/shisetsuguide/bunya/koendobutsuen/makkou.html.
  5. タブノキ. “三河の植物観察”. (参照 2021-06-13) https://mikawanoyasou.org/data/tabunoki.htm.
  6. . “”. (参照 ) .