写真とメモ

水産試験場跡地,2026年1月12日午前,晴れ

「水辺のさと」の田んぼです.稲刈りの終わった田んぼには水が入れてあり,表面に氷が張っていましたが,氷には,切り株を中心に同心円状の不思議な模様ができていました.切り株の周囲には氷の下に空気が入っているのですが,この空気の量が模様のでき方に関係がありそうです.

以下,裏付けのない想像ですが,① 水面がひととおり凍る,この段階では氷の下に空気はない,② 切り株の根元がだんだん冷えてきて土中に霜柱のようなものができて切り株が盛り上がる,③ 切り株によって周囲の氷も持ち上げられて,氷が切り株と接するすき間から氷の下に空気が入る,④ 空気のある部分は氷がそれ以上厚くならず,空気のエリアの境界に線ができる,⑤ 切り株は何段階にも分かれて持ち上がり,その度により多くの空気が入り,空気のエリアが広がって,境界の氷の線も同心円状にいくつもできていく.これが正しいなら,氷の厚さは切り株の近くが一番薄く,模様の内側よりも外側のほうが段階的に厚くなる…ということに.

水産試験場跡地,2026年1月12日午前,晴れ

湖などの水面に張った氷にできる模様を氷紋と呼ぶようです.狭い意味の氷紋とは,水面に薄く張った氷の上に雪が降り積もり,氷が融けて穴が空いたところから水が氷の表面に染み出してきて雪を溶かして模様ができる,と説明されています(参考1,2).それではないですが,氷にできたきれいな模様ということで,広い意味では,この模様も氷紋の一種ですよね.氷の下の空気が作り出す氷紋(広義)です.

水産試験場跡地,2026年1月12日午前,晴れ

田んぼの周囲を歩くと,パキパキと氷が割れるような音が響いていました(参考1-3).切り株を中心に氷に放射状の亀裂が入っていて,これが音の原因かもしれません.


参考

  1. 氷紋. “玉川ダム管理所”(国土交通省 東北地方整備局). https://www.thr.mlit.go.jp/tamagawa/03shuhen/01gallery/2021/1221_hyoumonn/index.html, (参照 2026-01-17).
  2. 小樽百景~氷紋. “キタル、オタル”. https://otaru.jp/blog/1937, (参照 2026-01-17).
  3. NPO 法人 雪氷ネットワーク 電子ブック No.2.湖氷の世界 ― 写真集 -(第三版).(PDF) https://www.snow-net.org/wp-content/uploads/2024/01/5e894e86911d6dbaa788817eed364d86.pdf, (参照 2026-01-17).
  4. . “”. , (参照 ).